韓国の新型コロナウイルス感染症の重症者が4日連続で1000人台を維持する中、また過去最多を更新した。
中央防疫対策本部は同日0時現在で、新規感染者数は6233人だと発表した。前日の6918人より685人減った数値だ。累積感染者は59万6209人。重症者は前日過去最多を記録した1083人から1人増えた1084人。重症者は21日に1022人が出た後、4日連続で増えている。死者は56人増の5071人。
新規感染者を地域別に見ると、ソウルが2346人で2千人台、京畿道が1668人、仁川(インチョン)が438人。釜山(421人)や慶尚南道(230人)、忠清南道(180人)など非首都圏の新規感染者も増加傾向にある。
オミクロン変異株の感染者は16人増え、累積262人となった。オミクロン株の感染者のうち、海外からの流入は14人増の96人、国内感染は2人増の166人。
韓国政府は防疫措置の強化によって感染拡大の勢いが衰えていると見ている。保健福祉部のソン・ヨンレ中央事故収拾本部社会戦略班長は前日のバックブリーフィングで、「感染拡大が収まっているのは明らかだ」とし、「追加接種の増加が影響を及ぼしたうえ、6日から防疫措置を強化した効果ではないかと思う」と述べた。ソン班長は「1週間後からは重症、死亡指標の変動にもつながると思う」と述べた。