原文入力:2009-01-18午後07:25:58
供給減った上に青年失業層まで集まって‘求職難’
‘時給切り下げ’も強気…最低賃金ももらえず
ノ・ヒョンウン記者
卒業を一学期後に控えたキム・某(25・ソウル大)氏はこの頃アルバイトを探せず心配だ。昨年の大学修学能力試験以後、学院講師アルバイトが終わったが、新入生が集まったら連絡するという学院側は二ヵ月経っても連絡がない。他の学院6ヶ所に履歴書を出したが、まだ何の答もない。入学後、ずっとアルバイトで生活費と小遣を作ってきたキム氏は先日やむを得ず両親に助けを求めた。キム氏は「学資金貸し出し1300万ウォンと就職準備のために時間当り給与水準が高い学院で仕事をしてきた」として「冬休みが終わる前に飲食店補助職でも見つけなければならない」と話した。
不景気と就職難とでアルバイト戦線も非常事態になった。アルバイト求人・求職インターネット サイトには「明日は連絡がくるように願ってまたバイト申し込みに行きます」,「バイト口一つに何百名が集まるので、そのままあきらるしかない」等の愚痴があふれている。冬休みをむかえて、アルバイト求職行列は大きく膨れたが、求人需要は例年よりさらに減ったためだ。
アルバイト専門サイト‘アルバモン’に去る1日から14日まで新規登録された履歴書は4万5853件で昨年同期(3万3987件)より35%急増した反面、同じ期間の新規求人公告は3万8062件で昨年より13%減った。学院講師紹介サイトの‘訓長の村’等には履歴書登録が前年より40%も増えた。ジョブコリア アン・スジョン代理は「正月を前にアルバイト求人が増えるのが常だが今年はむしろ減っている」として「まだ仕事を見つけられない既存登録者にアルバイト市場をのぞき込む青年失業層まで合わせれば実際アルバイト求職競争ははるかに激しいだろう」と話した。
求職者が集まって、賃金など労働条件はさらに悪くなっている。地方大を卒業して就職を準備中のコ・某(26)氏は「お小遣でも稼ごうとPC房(ネットカフェ)アルバイト口を調べてみたら、時給3800ウォンを提示されてそのまま帰ってきた」と話した。新年に入って時給基準最低賃金が4千ウォンに上がったが、求人企業等は‘あえて合わせなくても仕事をする人は多い’という態度だ。京畿,高陽市イルサンのコンビニでアルバイトをする大学生キム・某(23)氏は「時間当り3500ウォンで1年以上仕事をしたが、社長が‘履歴書を預かっている人だけで10人を越える」と話すなど時給を上げてくれという話ができる雰囲気ではない」と話した。「賃金切り下げ’現象も現れている。オ・某(23・高麗大3)氏は「学院講師の口を捜しているが月給与水準が以前より10万~15万ウォン程度落ちたようだ」として「適正価格の半分にもならない給与を提示する学院も少なくない」と話した。
アン・ジンゴル参加連帯民生希望チーム長は「登録料負担が大きくなった大学生と滞積した青年失業層が同時にアルバイト市場に集まって賃金と労働条件がさらに悪くなる現象が広がっている」と指摘した。
ノ・ヒョンウン記者goloke@hani.co.kr