原文入力:2009-01-18午後07:33:15
KBS ‘罷免・解雇 ’労使対立激化…労組対応策論議
YTN労組 ‘2位得票局長任命’に 社長出勤阻止再開
イ・ムニョン記者クォン・クィスン記者
←ク・ボンホン<YTN>社長が局長選出投票で2位になった得票者を新報道局長に任命したことに対して反発しているYTN労組員らが座り込みを行っているソウル,南大門路のYTN本社社長室を18日午前取材記者らが出入りしている。 キム・ミョンジン記者littleprince@hani.co.kr
16日午後、同時に強行されたイ・ビョンスン<韓国放送>社長の‘社員行動’関係者罷免・解雇処分と、ク・ボンホン<YTN>社長の最多得票者を排除した報道局長任命が‘落下傘社長反対’闘争を繰り広げた二つの放送会社の労使対立を一層悪化させている。
■重懲戒の後暴風
韓国放送が落下傘社長反対闘争を繰り広げた‘公営放送死守のためのKBS社員行動’(社員行動)ヤン・スンドン共同代表とキム・ヒョンソク スポークスマンを罷免するなど8人を重懲戒したことに対して社内外で反発が広がっている。
韓国放送記者協会とディレクター協会は19日、非常総会を開き製作拒否,遵法闘争,法的対応などを含めて闘争方向を議論する予定だ。韓国放送記者協会は先立って16日「製作拒否を含む可能なすべての方法を動員して社側と戦い抜くこと」としながら懲戒撤回を要求した。社側の懲戒策動に強力反発してきた労組は18日午後、緊急執行部会議を開き対応方案準備に入った。
チェ・サンジェ言論労組委員長はこの日、「社側が懲戒撤回をしないならば韓国放送内外現業言論人らの全面的な闘争に直面することになり、進んで官営放送に転落した韓国放送に対する全国民的受信料拒否運動をむかえることになるだろう」と警告した。
今回の懲戒が2月の立法闘争を控えて労組の力を削ぐことを狙ったものという分析も出てくる。8日スタートした12代労組は‘統合労組’の旗じるしをかけて社員行動と共同執行部構成を推進してきた。経営陣としては公営放送守護に積極的な社員行動が労組に入ってくる状況を望むわけがないというのが内部分析だ。‘統合労組’分裂を狙った懲戒という解釈が出てくる理由だ。
労組が懲戒撤回闘争に積極的にでる場合、2月立法闘争も力を得るだろうが、そうでない場合には労労葛藤につながり,対政府闘争動力が弱まる可能性もある。
■局長人事波紋
YTNでは‘再承認局面’を乗り越えるために実施した報道局長選挙が‘破局のテコ’として作用している。ク社長が最近行われた報道局長選挙で圧倒的多数の得票をした候補でない2位得票者(チョン・ヨングン取材副局長)を新報道局長に16日任命し、労組は‘選挙無効’を宣言して強く反発している。労組は人事発表が出た当日夕方から社長室占拠座り込みに入り、19日午前からは先月裁判所の‘業務妨害禁止’仮処分決定で中断した出勤阻止闘争を再開することにした。新任報道局長の人事命令と業務指示も拒否するという方針だ。
反面、社側は労組が占拠を解かない場合、法と社規により‘必要な措置’を取ると明らかにする一方、ソウル中央地裁に仮処分決定執行を要求して労組を圧迫している。労組は‘必要な措置’が警察力投入を意味すると見て、組合員非常待機状態を維持している。警察力投入と指導部連行に備えた非常執行部も18日構成した。
放送通信委員会の再承認延期理由である人事不服従問題を解消して組合員懲戒問題解決の糸口になると期待された報道局長選挙はク社長の‘民意拒否により‘YTN事態’をより一層難しくさせる役割に急変した。 ノ・ジョンミョン委員長は「再承認の審査対応狙いで実施した報道局長選挙を社側が徹底して踏みにじった」として「再承認と関連したすべての責任は社側にある」と話した。
イ・ムニョン,クォン・クィスン記者moon0@hani.co.kr