韓国空軍の宇宙専門組織である「空軍本部宇宙センター」が30日に開所式を行い、本格的な活動に入った。空軍参謀総長直属の部署である空軍本部宇宙センターは、国防部や合同参謀本部などの上級部隊および航空宇宙研究院と天文研究院などの対外機関との宇宙技術発展のための協業と相互交流、宇宙政策の樹立や施行のために新設された。
パク・インホ空軍参謀総長は、この日の開所式で、「空軍本部宇宙センターが、実質的な宇宙作戦を遂行するための宇宙戦力の構築と、宇宙専門人材の養成および組織強化などの国防宇宙力発展のためにあらゆる力を集中し、国家宇宙安全保障の強化とともに、空軍が宇宙空軍に飛躍できる足場を用意すること」を求めた。
宇宙政策課・宇宙戦力発展課・宇宙情報実況室などの3部署により構成された空軍本部宇宙センターは、空軍の宇宙戦略および宇宙作戦の遂行概念を発展させ、具体化していく予定だ。
宇宙領域が未来の戦場の中心領域に浮上することを受け、宇宙作戦の兵器体系の戦力化を主導し、空軍の宇宙力発展のための新たな所要創出などの宇宙能力強化を通じて、宇宙におけるリスクと脅威に対応する国家宇宙安全保障の任務も同時に遂行する計画だ。
初代空軍本部宇宙センター長となるパク・ギテ大佐は「空軍本部宇宙センターは、国防部と合同参謀本部が推進中の宇宙分野の中心的な課題を積極的に支援し、空軍の宇宙力発展を加速化させ、国防宇宙力の発展のための任務を完壁に遂行する」と述べた。