米国が数万人のアフガニスタン避難民を臨時に受け入れるため、韓国など世界の米軍基地の使用を検討しているという「ウォールストリート・ジャーナル」の報道に対して、共に民主党のソン・ヨンギル代表が「全く議論されていない」と話した。ただし、アフガニスタンの現地協力者など400人余りは韓国国内に連れてくる必要があると強調した。
ソン・ヨンギル代表は22日、共に民主党のパク・ヨンジン大統領選挙予備候補と昼食会議を終えた後に記者団と会い、「大韓民国内の米軍基地も(アフガン避難民受け入れ地として)検討対象になりうるとウォールストリート・ジャーナルが報道したが、これまでまったく議論されておらず、果たして適切か疑問だ」とし「輸送問題を考えれば、周辺国家に行くほかはないのではないか」と述べた。これに先立ってウォールストリート・ジャーナルは、米国がアフガン避難民の受け入れのために米国内外の施設を調べており、韓国、日本、ドイツ、コソボ、バーレーン、イタリアの米軍基地が検討対象だと報道した。
ソン代表はしかし、韓国がアフガンで行った事業を手伝った現地協力者たちを積極的に連れてくる必要があると強調した。ソン代表は「大韓民国政府が(引き受けて)実施したアフガニスタンの病院・学校建設に協力したアフガン人が400人になるとして、その方々を無事に大韓民国に連れてくる作業が必要であり、外交的努力を摸索中」だとし「世界各国がアフガニスタンの再建プロセスに協力した現地人を連れてくるために努力しているが、私たちも先進国になった以上はそうした責任を負わなければならないのではないか」と話した。