済州地域の新型コロナウイルス変異株の感染者のうち、98%がデルタ株の感染であることが分かった。
済州道は10日、「9日の1日で計1357件のコロナ診断検査を行った結果、12人の感染が確認された」と発表した。新規感染者の内訳は、済州地域の感染者の接触者3人▽他地域の感染者の接触者1人▽海外からの入国者2人▽有症者6人。道は、済州地域の感染者の接触者3人はいずれも個別事例で、家庭や職場などの日常空間での既存の感染者との接触などにより感染したと推定している。有症者6人については疫学調査により感染経路を確認中だ。
直近の1週間(3~9日)の済州地域のコロナ感染者は104人で、このうち60人が変異株の感染だった。
特に注目されるのは、変異株の感染者の98.3%に当たる59人がデルタ株の感染者であり、アルファ株は1人のみであることだ。済州道内でデルタ株の感染が確認された人は今月2日までは46人だったが、最近1週間で59人増え、計105人となった。
済州地域では今月に入ってから9日までに137人の感染者が確認されており、年齢層では20代が24.8%、30代と40代がそれぞれ17.5%で、合わせて全体の59.8%を占めている。