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教科部, 京畿教育庁に‘総合監査’の刃

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/397657.html

原文入力:2010-01-07午後08:39:44

イ・チュンジェ記者,ホン・ヨンドク記者

‘教師時局宣言’を主導した全国教職員労働組合(全教組)幹部に対する懲戒可否を巡りキム・サンゴン京畿道教育長と葛藤を起こしている教育科学技術部が京畿道教育庁に対し総合監査を実施することにした。道教育庁は「教科部の指示に従わないことに対する報復監査であり、来る6月2日地方選挙時に京畿道教育長に再出馬しようとするキム教育長を狙った標的監査」と反発している。
アン・ビョンマン教科部長官は7日記者懇談会を開き、「京畿道教育庁が今年教科部の総合監査対象に上がっており、今回監査をすることにした」とし「教科部と監査院は3年周期で全国16市・道教育庁に対し監査をしている」と話した。

教科部は京畿道教育庁を相手に教育政策と予算会計,財産管理,人事,各種工事などすべての分野にわたり強度の高い監査を実施する方針だ。ピョン・グァンファ教科部監査官は「京畿の他にも全南道教育庁と大田・光州・蔚山市教育庁が今年の監査対象」として「京畿道教育庁監査を地方選挙以前に行うか否かは今月中旬に決める」と説明した。

京畿道教育庁は去る2004年に教科部の総合監査を受けたのに続き、2007年には監査院監査を受けた。教科部関係者は「行政監査規則によれば、教育庁に対する総合監査は3年ごとに行うことになっているが、監査人材などの問題で必ずしも3年周期を守っていない」と説明した。

教科部の監査方針に対し、キム・サンゴン教育長はこの日「標的監査だ。京畿道教育庁に対する監査自体がわい曲されかねないのではないか」として憂慮を表わしたと京畿道教育庁関係者が伝えた。道教育庁の別の関係者は「定期監査だが、大概は選挙を目前にして総合監査をすることはなかった」と話した。

進歩新党も論評し「時局宣言教師たちに対する懲戒を拒否したという理由でキム・サンゴン教育長を職務遺棄疑惑で検察に告発するなど、この間の教科部の動きを見る時、今回の監査は通常の監査とは見られない」と主張した。

しかしアン長官は「今回の監査は通常の監査に過ぎず(キム教育長に対する検察告発も)私たちが要求すること(時局宣言教師の懲戒)をそちらがしないから私たちの権限を行使しただけで他意はない」と話した。

ハンナラ党が多数を占めている京畿道議会も去る4日から学校無償給食推進などを問題視し、キム教育長を対象に4ヶ月間の行政事務監査を始めている。

イ・チュンジェ記者,水原/ホン・ヨンドク記者cjlee@hani.co.kr

原文: 訳J.S