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文大統領、アストラ製ワクチン接種後に悪質なコメントで苦しむ看護師を慰労

登録:2021-05-01 03:59 修正:2021-05-01 09:21
「接種してくれた方、悪質コメントで苦労」
文在寅大統領が30日午前、ソウルの鍾路区保健所でアストラゼネカ社のコロナワクチンの2次接種を受けている/聯合ニュース

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は30日、アストラゼネカのワクチンの2次接種を行い、その後、「接種を受けた私は特に苦労はなかったが、注射を打ってくれた方がフェイクニュースや悪質なコメントに苦しんだと聞いたので、慰労の気持ちを伝えた」と述べた。

 文大統領夫妻は先月23日、アストラゼネカのワクチンの1次接種を受けたが、これを巡りオンライン上では「注射器をすり替えて他社のワクチンを接種した」という虚偽情報が広まった。大統領に注射を打った看護師のHさんがワクチンを注射器に入れた後、間仕切りの後ろへ一瞬隠れ、ふたの閉まった注射器を手にして出てきたため、このような疑惑が持ち上がったのだ。防疫当局は、針の汚染を防ぐためにリキャッピング(取ったふたをもう一度かぶせること)を行ったと説明したが、鍾路区保健所には「真実を明らかにせよ」とする脅迫まがいの電話が殺到した。大邱(テグ)警察庁は8日、「ワクチンのすり替え」疑惑を提起したあるオンライン・コミュニティへの書き込みの実行者を立件している。文大統領は、韓米首脳会談の日程が具体化したため、予定されていた接種日を繰り上げて2次接種を受けたもので、先月、文大統領の1次接種を担当した看護師が、この日の2次接種も担当した。

 文大統領は「全国的にもワクチン接種を急いでいる。本日午前0時現在の1次接種完了者は305万6000人、2次接種完了者は19万8000人を記録し、目標を超えた。今のように国民が協力してくだされば、上半期の1200万人の接種と11月の集団免疫の目標を繰り上げ達成できるだろう」とし、「そのために政府は接種をより急ぐ一方、副作用に対しても十分な注意を払う」と付け加えた。

ソ・ヨンジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/993430.html韓国語原文入力:2021-04-30 19:12
訳D.K

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