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韓国、1カ月半で新型コロナの死者100人超す…80代以上の致死率19.4%

登録:2020-09-29 02:54 修正:2020-09-29 10:09
累計死者数の4分の1が最近の流行で死亡
28日午前、ソウル中区の国立中央医療院に設けられた新型コロナ選別診療所で、医療陣が検査を準備している/聯合ニュース

 最近1カ月半の間に、韓国国内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者が100人以上発生していることが分かった。

 中央防疫対策本部(防対本)は28日、首都圏を中心にCOVID-19が急激に拡散した先月14日からのCOVID-19による死者は、計101人だったと発表した。これは28日午前0時現在、累計死者数406人の24.9%に当たる。死者の4人に1人は、この1カ月半の間に亡くなったことになる。

 特にこの期間の80代以上の致死率は、1~5月の平均をはるかに上回っている。国立中央医療院「COVID-19共同対応状況室」の分析によると、8月15日~9月23日に確認された80歳以上の患者の致死率は19.4%で、1~5月の平均の14%より5.4ポイント高かった。国立中央医療院は「最近の首都圏の確定患者は高齢者の割合が高かったため、70代以上の年齢に死者が集中した」と説明した。 同期間の74人の死者のうち、70代は29人、80代は37人、90代以上は6人だった。

 国立中央医療院は、このように高齢の新規感染者が急増すれば、5~7日以内に重症患者数の急増へとつながり、重症患者の病床不足問題が生じ、それにより適切な治療が行われなくなるため、「予防可能な死」すら発生することになると説明した。実際に今月3~5日には、残された重症患者用病床が3~4床しかない状況が続き、重症患者管理に危機が発生している。

 疾病管理庁のチョン・ウンギョン長官はこの日、「冬に(COVID-19の)流行が強まり、死者数が増加すると推定している」と述べた。国立中央医療院は「冬の患者急増に備え、病床対応システムの高度化に全力を尽くす」と述べた。

チェ・ハヤン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/963941.html?_fr=mt2韓国語原文入力:2020-09-28 16:53
訳D.K

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