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ハンナラ党‘世宗市修正 退却論’急速拡散

原文入力:2009-12-03午前08:51:51
コン・ソンジンなど親イ系 "大統領府も具体戦略ないのに…" 同調
修正案挫折すれば‘早期全党大会’で親パク側との正面勝負 考慮も

シン・スングン記者,パク・ジョンシク記者

←ユ・スンミン ハンナラ党議員(右側五人目から)とチェ・インギ民主党議員(左側5人目)等、革新都市が入る地域出身の与野党の議員らが2日午前、国会政論館で共同声明を発表している。これらはこの声明を通じ、世宗市に対する無分別な特典推進を直ちに撤回することを要求した。 パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr

"中途放棄意志として拡大解釈されているがそうではない。最善を尽くし代案を作り説得するという方針に変わりはない。" パク・ソンギュ大統領府報道官は2日、大統領府の世宗市計画修正意志を繰り返し強調した。李明博大統領が先月30日ハンナラ党最高委員との会合で「すべての誠意を込めて国民を説得し、それでも駄目なら方法がないのではないか」という話が、修正放棄を念頭に置いた‘出口戦略’と解釈されるや鎮火に出た。

しかしハンナラ党ではイ大統領も結局は退却するという展望が大勢を成し、以後に近づく後暴風に対する議論まで具体化されている。

修正論の拡散に先鋒を担った親李明博系議員らが次から次へ懐疑論に加勢した。コン・ソンジン最高委員は「説得してみて駄目なら原案で行く他はない」 として‘Uターン’の可能性に言及した。チョ・ユンソン スポークスマンも「政府が代案を出したが、忠清道民が絶対に受け入れることができないならば代案を押し進めることはできない」と話した。国会対政府質問で‘原案+アルファ’を固守する朴槿恵前代表を攻撃し正面突破を先導した親イ直系議員たちでさえ大統領府の戦略不在と意志薄弱を糾弾し退却論に力を加えている。

イ大統領の大統領選挙選挙戦キャンプである安国フォーラム出身のある親イ直系議員は「イ大統領が対国民説得に直接出るという時、国民投票も辞さずに修正案を貫徹すると見て、チョン・ドゥオン,チョン・テクン,キム・ヨンテ議員など親イ直系3人衆が対政府質問で朴槿恵前代表を攻撃した。ところが、翌日パク・ヒョンジュン政務首席が‘朴槿恵を刺激するな。そっとしておけ’として速度調節を注文した」とし「大統領府も具体的戦略と意志がないのに、どのように国会で修正案を処理するのか」と話した。イ大統領と近いある側近議員も「イ大統領は現代建設社長の時から、工事入札を受けるために全てを賭けて総力戦を行うが、落札に失敗した瞬間に全てをたたんで別のことを準備してきた」とし「世宗市修正も意外に簡単にあきらめるかもしれない」と話した。

ハンナラ党の親イ・親パク両陣営ではすでに世宗市修正案挫折以後に備えている。首都圏のある親イ直系議員は「修正論が挫折すれば朴槿恵前代表と党がこわれる水準の全面戦争を行うほかはない」と話した。これと関連し、ある親イ系最高委員は「こういう不明瞭な状態で党をこのまま放置できない」とし「早期全党大会で親イ系が党を確実に掌握し、パク前代表が党を離れるか、朴槿恵前代表が全面的に党の責任を負うのか勝負する他はない」と話した。

反面、親パク系のある重鎮議員は「最近、親イ陣営で党代表と最高委員選挙戦を分離する党憲改正をするのでパク前代表が代表に単独出馬し党の責任を負う解決法を提案した」とし「来年の地方選挙と次の総選挙惨敗を覚悟しない限り極端な対決はないものと期待する」と話した。

シン・スングン記者skshin@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/391216.html 訳J.S