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イ大統領‘盛り上げ’にもカチカチに凍りついた‘洛東江民心’

原文入力:2009-12-02午後10:59:45
朴槿恵選挙区で‘洛東江再生希望宣言式’
少数ハンナラ議員 出席…反対世論 60% 越える

ファン・ジュンボム記者,キム・テヒョン記者

←李明博大統領が2日午後、達城堰建設予定地の大邱達城郡,論工邑,洛東江辺で開かれた‘洛東江再生希望宣言式’に参加するためキム・クァニョン慶北知事(前列左側),キム・ポムイル大邱市長(前列右側)等、この地域の団体長らと共に行事会場に入っている。 大邱/大統領府カメラマン団

李明博大統領が2日大邱達城郡,達城堰建設現場で開かれた‘洛東江再生希望宣言式’に参加するなど、連日4大河川事業盛り上げの先頭に立っている。
イ大統領はこの日の祝辞で4大河川事業と関連して「過去を基準とした古い考えと政治論理では決して未来を開くことはできない」とし「‘反対のための反対’はもう何の役にも立たない」と話した。イ大統領は特に「水と関連した事業は速かにする時、集中的にしてこそ予算浪費を減らし事業効果を出すことができる」と明らかにした。

朴槿恵前ハンナラ党代表の選挙区である達城堰建設現場をイ大統領が直接訪ねたことは意味が少なくないという分析だ。世宗市修正方針だけでなく、4大河川事業に対しても否定的な態度を持っているパク前代表に対し政治的に圧迫しようとする意図ではないかということだ。このために政界の一部では去る22日に民主党の菜園である光州で開かれた‘栄山江再生希望宣言式’に参加したことと結び付け、この日の達城堰現場訪問を‘反対派心臓部攻略作戦’と見ている。

イ大統領はこの日の祝辞で、世宗市修正と関連した大邱・慶北地域の反発を和らげることに努めた。イ大統領はこの日、革新都市,企業都市と関連して「一部では世宗市のためにこれらの計画が萎縮するという心配をしているが、全くそんなことはないことを明確に申し上げる」と強調した。大統領府関係者は「世宗市に恩恵を奪われるという情緒が最も強い所が大邱・慶北」と話した。

しかし大統領が参加したこの日の行事に、大邱・慶北地域ハンナラ党所属議員の相当数が参加しないなど、雰囲気は多少寒々しかった。大邱・慶北地域議員21人の内、参席者はソ・サンギ,イ・ビョンソク,キム・テファン,チョ・ウォンジン,イ・ハンソン議員など5人に過ぎなかった。朴槿恵前代表をはじめとした残りの議員たちは国会日程などを理由に参加しなかった。親パク陣営のある議員は「来いとの連絡があれば出席はしたのに連絡さえ来なかった」とし「参加したとしても情緒的には(イ大統領と)ちょっと違のではないか」と話した。

また去る27日‘大統領との対話’でイ大統領がロボット魚を登場させるなど、4大河川広報に大々的に出たが、4大河川事業に対する世論もやはり良くなる兆しが見られない。韓国社会世論研究所が先月30日に実施した調査で4大河川を‘計画どおり推進しなければならない’という応答は31.8%である反面、‘今からでも中断しなければならない’が40.8%,‘規模を縮小して推進しなければならない’が19.8%で、否定的意見が圧倒的であることが分かった。<中央日報>が同日実施した調査でも‘計画どおり推進’(29.8%)より‘中断’(34.1%)‘縮小推進’(33.1%)が2倍を越えた。ファン・ジュンボム記者jaybee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/391097.html 訳J.S