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イ大統領‘世宗市 正面突破’確認…世論 反転 期待

原文入力:2009-11-28午前01:07:21
ドイツ事例を挙げて‘移転 非効率’浮き彫りに懸命
野党・朴槿恵側には "国家的次元で考えてくれ"

ファン・ジュンボム記者

←李明博大統領が27日夜、ソウル,汝矣島<文化放送>スタジオで地上波放送3社を含む7ヶ チャンネルの生中継で進行された‘大統領との対話’で挨拶をしている。 大統領府カメラマン団

27日李明博大統領の生放送出演で最大の関心事はやはり‘世宗市修正論難’だった。イ大統領は去る9月初め、チョン・ウンチャン国務総理内定と共に世宗市論争が熱くなり3ケ月ぶりに国民の前に直接立ち世宗市修正に対する所信を明らかにした。イ大統領は"歴史的召命"等に言及し世宗市修正に対する正面突破意志を示した。

イ大統領は世宗市修正には政治的意味合いがないという点を強調することに注力した。イ大統領は「ある時は自分の任期中に(行政部署を世宗市へ)移すことでもないので、そのまま気楽に過ぎ去っても良いと考えながらも、自分が大統領になったことは基礎を丈夫にし我が国が常勝疾走できるようにすることが私の召命だと考え決心することになった」と話した。イ大統領は「そのまま過ぎ去れば遠い将来に歴史に胸を張れないという声を聞くだろう」とも語った。イ大統領はそれと共に大統領選挙の時、10余回にわたり世宗市原案推進を約束したことに対し「恥ずかしく後悔している」として「混乱を招き申し訳ないと考える」と謝った。

イ大統領は経済部署長官たちといつも会議をする大統領の業務と、首都が分かれているドイツなどの事例を挙げ、行政部署移転の非効率性を浮き彫りにすることに努めた。イ大統領は「経済部署が全部下っていき、大統領一人でソウルにいて、どうやって仕事をするのか。国会も開かれるのに公務員たちがソウルに来ていなければならない」と話した。

イ大統領は世宗市代案と関連し「科学・教育都市になりうると見る」として「政府が出す案を見て、国民と忠清道民が判断して下さったら良いだろう」と頼んだ。

イ大統領は‘世宗市ブラックホール’論議に対しても線を引いた。イ大統領は「多くの地域で革新都市を作るが、そこへ行くことにした企業が取り消して世宗市に来る計画は全くなく、政府はそれを受け入れることもないだろう」と話した。イ大統領は全北セマングム,光州光産業,大邱先端医療複合団地などを挙論して世宗市と他の地域革新都市は互いに違う特化都市であることを説明した。

イ大統領は世宗市修正推進に反対している野党とハンナラ党内朴槿恵前代表側を説得する問題に対してはやや短く言及した。イ大統領は「政界には一部反対する方々も、賛成する方たちもいる」として「(世宗市修正に)反対する方々のの中で次の政権の大統領にならないのか。歴史に恥ずかしくなく胸を張れるようにしようということなので政界も真剣に国家的次元で考えて欲しい。私たちが一致協力できないだろうか」と注文した。

世宗市予定地のユ・ハンシク燕岐郡守の質問に対し、イ大統領は「(原案どおり)公共機関だけが行ったら住民たちがすべき仕事が何があるか」とし「郡守は住民を代弁しなければならない立場だが、政府代案が出てきたらそれがさらに役に立つのか共に検討する役割をしなければならない」と話した。イ大統領はまた「小額の補償を受け取り引越しした人々に対する対策を総理室で検討する」として「代案を見てから判断しても遅くない。政府方針を待って欲しい」と頼んだ。

大統領府はイ大統領が直接国民の前に出ただけに世論も友好的に変わることを期待している。大統領府と政府・与党は今後、忠清圏と政界の説得に総力戦を展開する計画だ。イ大統領は来る30日、ハンナラ党のチョン・モンジュン代表をはじめ、最高委員団を大統領府に招請し朝食会談を行い後続世宗市対策など政局懸案を議論する予定だ。

ファン・ジュンボム記者jaybee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/390294.html 訳J.S