原文入力:2009-11-27午後08:07:04
[アン・ウォング文書から明らかになった‘企画調査’情況]
2008年7月 ハン・サンリュル "調査に功績あげれば…" アン氏 説得
2008年8月 ベトナム国税庁の協力得ようと贈り物攻勢も
ファン・サンチョル記者
←ペク・ヨンホ国税庁長(左側)が27日、国会企画財政委員会全体会議で道谷洞土地の実際の所有主を調査した国税庁内部文書の存在有無を尋ねる議員らの質問に答えている。 キム・ジンス記者jsk@hani.co.kr
アン・ウォング国税庁局長はテグァン実業税務調査を政治的目的の企画税務調査だったと主張し、関連情況証拠を自身の経験談で詳しく提示した。テグァン実業税務調査は盧武鉉前大統領を死へ追いやった発端になった事件という点で政治的波紋が容易ではない展望だ。
特にハン・サンユル前国税庁長も‘標的税務調査’は事実でないと否認しながらも、自身が直接ベトナム国税庁に対する協力要請に出た事実などアン局長の一部の主張は事実だと認めた経緯があって論難が予想される。
アン局長は文書で「テグァン実業税務調査を事前に企画していたハン・サンユル前国税庁長が2008年7月、夏季休暇期間中だった私を国税庁長室に呼び出した」として「テグァン実業税務調査と関連して(ハン庁長が)大統領に1週間に2回ずつ単独面談報告をしているとし、今回の調査で功績をあげればその事実を大統領に報告し人事を通じた名誉を回復させてあげると言って調査に参加するよう説得した」と明らかにした。
アン局長は続けて「(調査業務を引き受けずにいる自身が)テグァン実業調査になぜ投入されなければならないのかということと、やらなければならない調査内容に対して尋ねると、国際租税管理官の経歴とベトナム庁長と顔見知りであることを活用しようと思うと言った」とし「テグァン実業ベトナム履き物工場関連口座確保のためにベトナム国税庁の協力を受けなければならなが、パク・ヨンチャ会長がベトナム政府から国賓待遇を受けていて、ベトナム国税庁の協力を受けるのは、なかなか難しいのではないかと話した」と伝えた。
これに伴い昨年8月11日、韓-ベトナム国税庁長会議をしようと韓国を訪問したベトナム国税庁長の歓心を買うために、ハン前庁長と自身が最高級紅参製品と化粧品セットを贈り物に準備し、ハン前庁長が渡したということだ。またアン局長はハン前庁長の指示でベトナム国税庁長歓迎宴に参加したとして、当時参席した国税庁幹部の名前を全て挙げている。
アン局長の証言内容は、当時ハン・サンユル国税庁長が非常に異例的にテグァン実業税務調査に意欲を示した事実を見せる。
アン局長の証言が非常に具体的なのに比べ、ハン前国税庁長の反論は説得力が弱い。彼は去る25日米国で開いた記者会見で、テグァン実業税務調査が標的司法捜査でないかという質問に「海外秘密資金調査は私の主特技」として「庁長になり(海外秘密資金)タスクフォースを作ったし、そこに(テグァン実業が)含まれていただけ」と主張した。海外秘密資金を調査しようとして偶然に含まれただけであり、テグァン実業を狙ってしたことではないとの趣旨だ。
庁長の直接的な影響力が及ぶ調査4局が出てきたことに対しても「釜山庁で調査すれば調査できるか」として「当時、交差調査は自動」と解明するのに止まった。
ファン・サンチョル記者rosebud@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/390210.html 訳J.S