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梨泰院のクラブ関連感染者255人…7次感染も

登録:2020-05-27 06:29 修正:2020-05-27 07:27
仁川・坡州・ソウル…3600人全数調査 
梨泰院のクラブ関連2~7次感染者159人
新型コロナウイルス感染症の集団感染が発生したソウル梨泰院のあるナイトクラブ=キム・ヘユン記者//ハンギョレ新聞社

 梨泰院(イテウォン)のクラブ関連の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の輪が日増しに広がっている。仁川市(インチョンシ)の塾講師から始まった地域社会での感染により、京畿道富川(ブチョン)のクーパン物流センターでの感染者が12人に増え、ソウル城東区(ソンドング)では7次感染の事例まで出た。

 中央防疫対策本部(防対本)の集計によると、26日午後12時現在、梨泰院のクラブ関連の感染者は前日より17人増え、255人に達する。このうち2~7次感染の事例が159人(62.4%)だ。防対本のクォン・ジュヌク副本部長は同日、「拡散の規模が防疫当局の管理範囲を超えた場合は、社会全体でより強力な距離措置が必要とみられる」と述べた。

 防対本は同日、仁川の塾講師から始まり、ソウル城東区(ソンドング)のレストラン「イルオリ」を経て、7次感染事例まで発生したと発表した。6次感染者は12人、5次感染者は8人、2~4次感染者は70人だ。クーパン物流センター関連の感染者は同日だけで9人が追加され、合わせて12人に増えた。新しく感染が確認された患者は、仁川や富川、坡州(パジュ)、ソウルなど、多くの地域に居住しており、さらなる感染拡大が懸念される。新規感染者の中には物流センター労働者の10歳の娘も含まれている。防疫当局は物流センターや納品会社の社員、日雇い労働者、退職者など3626人を対象に全数検査を実施する予定だ。

 一方、感染病特別災害地域の慶尚北道慶山(キョンサン)・清道(チョンド)と仁川地域の高校の寮生全員を対象にCOVID-19検査が行われる。慶尚北道では同日から2日間、仁川では27~28日に検査が実施される予定だ。慶山の場合は大学の寮生も含まれる。

チェ・ハヤン、ソ・ヘミ、イ・ジョンハ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/946603.html韓国語原文入力:2020-05-27 02:42
訳H.J

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