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仁川の塾講師関連6次感染まで… 感染経路不明の患者も

登録:2020-05-25 05:15 修正:2020-05-25 07:47
ソウル中浪区で仁川塾講師関連の6次感染発生 
京畿道富川市消防署の消防士2人、感染経路把握されず
職業と動線を隠した仁川の塾講師の感染者との関連で集団感染が発生した京畿道富川市のバイキングレストラン//ハンギョレ新聞社

 全国で梨泰院(イテウォン)のクラブ関連の連鎖感染の余波が広がる中、感染経路が把握されていない感染者も共に増えている。

 週末の間、首都圏と慶尚北道地域では、梨泰院のクラブを訪れたものの動線を隠した仁川の塾講師から始まった感染の余震が続いている。ソウルでは仁川の塾講師と関連した6次感染者と推定される事例が24日に発生した。中浪区(チュンラング)は当日、50歳の男性Aさんが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査で陽性反応を示したと発表した。Aさんは前日感染が確認された40代女性の夫で、Aさんの妻は5次感染者と推定される。同女性は9日、京畿道富川市(プチョンシ)のバイキングレストラン「ラオンパーティー」で開かれた知人の子供の1歳の誕生会に出席した職場の同僚から感染した。同誕生会には仁川のコインカラオケで感染したタクシー運転手のBさんがカメラマンとして写真を担当した。Aさんは仁川の塾講師の受講生と彼の友人が今月6日に訪れた仁川弥鄒忽区(ミチュホルグ)のワンコインカラオケを同じ日に訪れ、20日に陽性判定を受けた。

 仁川でも5次感染事例が相次いだ。仁川市は24日、富平区山谷洞(サンゴクドン)に住むCさんとその息子がCOVID-19に感染したことが確認されたと発表した。Cさんもまた塾の講師から始まり、教え子とタクシー運転手兼カメラマンへとつながった感染者であり、Cさんの息子は5次感染者と推定される。

 一方、全国では感染経路が不明な感染者も発生した。慶尚北道亀尾市(クミシ)では感染経路が把握されていない大邱マイスター高校3年生が今月20日に陽性判定を受けてから、4日後に関連感染者が8人に増えた。同生徒の20代の兄がCOVID-19陽性判定を受けたのに続き、同兄弟の通う亀尾市元坪洞(ウォンピョンドン)中央市場にあるエリム教会の牧師夫婦と信者3人も感染した。このうち、70代の女性信徒は中央市場でおかず屋を経営しており、他の信者の40代の女性は訪問指導を伴う学習誌の教師を務めているという。防疫当局は、教会に通っていない露天商の感染が確認されている上、学習誌を購読している生徒約80人が感染する恐れがあると見て、中央市場の商人500人と塾の生徒や教師、その家族など約100人を対象に検査を行っている。

 今月23日には、京畿道富川市(プチョンシ)消防署西部119安全センターとソウル麻浦消防署に勤務している婚約中の消防公務員2人がCOVID-19陽性判定を受けた。これに先立ち、22日には富川シンサン119安全センターで勤務していた30代の消防士とその妻も陽性と判明した。消防庁は同日、京畿道富川市の消防署で接触者と同一空間を使用した消防公務員ら138人に対し、COVID-19検査を実施した結果、24日全員陰性反応を示したと発表した。ソウル麻浦消防署では174人に対して検査が行われており、現在まで70人が陰性判定を受けた。感染が確認された富川消防署の消防公務員2人の感染経路はまだ把握されていない。このほか、24日清州市(チョンジュシ)でもソウル梨泰院のクラブなどとは関係のない30代の農業従事者の感染が確認され、保健当局が疫学調査を行っている。

ソ・ヘミ、イ・ジョンハ、ク・デソン、チェ・イェリン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/946248.html韓国語原文入力:2020-05-24 17:07
訳H.J

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