原文入力:2009-11-25午後07:01:48
追悼事業会・南原市 今月末 製作完了
馬山商高入学~4・19革命の過程を盛り込む
パク・イムグン記者
←キム・ジュヨル烈士が小学生の時に全南,南原市,金池面,甕井里の生家で撮ったと見られる写真。左からキム烈士,母親のクォン・チャンジュ氏。 南原市提供
4・19革命の導火線となった故キム・ジュヨル烈士の生涯を描いたドキュメンタリー<民主のたいまつ キム・ジュヨル烈士>が故郷で作られた。
全北,南原市とキム・ジュヨル烈士追悼事業会(共同代表 パク・ヨンチョル)は来年キム烈士が亡くなってから50周年を控え、忘れられていく烈士の民主精神を再確認しようと8月から始めたドキュメンタリー製作を今月末に終え一般に公開する予定だと25日明らかにした。南原市が製作費6千万ウォンを支援し、製作は同地域の映像物製作業者の‘3Camプロダクション’が引き受けた。
全北,南原の金池中学校を卒業したキム烈士は1960年3月14日、慶南,馬山商高の新入生合格者を確認するために馬山の叔母宅に行き被害に遭った。45分分量のドキュメンタリーはキム烈士が母親が引き止めるのを振り切って馬山商高に進学しようとする場面から始まる。入学直後に勃発した3・15不正選挙とこれを糾弾する大規模デモにつながる場面は、示威に参加したキム烈士がある日失踪し、母親が切なく探しさまよう様子が出てくる。そしていくらか後の4月10日、目に催涙弾が打ち込まれたままキム烈士が馬山近海に浮かび、これが警察の仕業と明らかになり市民の怒りが4・19革命で爆発する過程が淡々と描かれる。作品はキム烈士を失った両親の痛恨,崇高な精神を賛え毎年開かれる追慕行事,キム烈士の死がもたらした民主化の姿などを見せ終わる。
南原市福祉企画担当のヤン・メンシク氏は「我が国民主化過程に大きな一線を引いた人物なのに、彼を光を当てる映像物一つなく忘れられていくことが残念でドキュメンタリーを製作した」として「キム烈士の母親が死体を埋葬地に訪ねて降りてくる場面など、この地域ではまだ知られていなかった記録物が相当数ある」と話した。
製作会社はキム烈士記念館と追悼事業会などに保管された彼の写真と遺品,関連映像物を全て探して作品に込めた。また、当時死を目撃した人物もインタビューし事実性を高めた。今後、全国の学校,主要機関,言論などに配布する予定だ。南原市は烈士の墓地と記念館・追悼閣がある金池面,甕井里に2006年から4億ウォンを投じ生家の復元も推進し25日に竣工検査を受けた。
全州/パク・イムグン記者pik007@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/389751.html 訳J.S