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“ハン・サンユル‘パク・ヨンチャ 標的’税務調査 理由明かした”

原文入力:2009-11-25午後08:27:26
民主, 入手資料にはどんな内容が
アン・ウォング, ベトナム現地法人 税務調査した職員と対話 録音
絵画買った業者関係者と通話も…疑惑 潔白立証 資料
文書にはMB実所有論難の道谷洞土地 関連内容も含まれる

イユ・チュヒョン記者

←‘ハン・サンユル ゲートおよびアン・ウォング国税庁局長拘束 真相調査団’団長を引き受けたソン・ヨンギル民主党最高委員(左側)が25日午前、国会で開かれた最高委員会議でチョン・セギュン代表と話している。 キム・ジンス記者jsk@hani.co.kr

2回目に受け取った録音収録は△アン局長が国税庁幹部らと交わした対話△アン局長側から絵画を買い入れ検察調査を受けた業者関係者たちとの通話△テグァン実業のベトナム現地法人の税務調査に参加した人々との通話内容などが含まれていると知られた。

この内、国税庁幹部らとの対話は不正疑惑で辞退推奨を受けた内容と昇進操作疑惑などで、業者職員らとの通話は‘外圧のためにやむを得ず検察にアン局長の不正を偽って話した’という内容を含んでいることが分かった。主に自身の不正疑惑に対する潔白を立証するための資料と見える。

注目すべき点は盧武鉉前大統領の死と深く関連したパク・ヨンチャ前テグァン実業会長の税務調査と関連した部分だ。これに先立ちアン局長側はハン前庁長が昨年テグァン実業のベトナム現地法人の税務調査を手伝ってくれという要請を受けたと明らかにした経緯がある。アン局長がベトナム国税庁長と懇意にしているやめ、現地口座追跡などを手伝って欲しいと要請されたというのがアン局長側の説明だ。これにアン局長は実際にベトナムも訪問したという。アン局長はベトナムでの税務調査に関与した国税庁職員らがテグァン実業税務調査に対して話したことを録音したが、ここにはハン前庁長がベトナム税務調査を何故しなければならなかったのか明らかにした内容が入っていると伝えられた。民主党はここでパク・ヨンチャ税務調査がどんな動機から始まったのかを明らかにすることができる端緒を探せると見ている。

録音収録とは別に、アン局長側は自ら作成した書面資料なども民主党に渡したと伝えられた。ここにはイ・ミョンバク大統領の実所有論難がおきた道谷洞土地と関連し、アン局長が書いた資料も含まれているという。しかし、民主党関係者は「アン局長は2007~2008年にポスコ税務調査をする過程で道谷洞土地と関連した資料を見たが、実務者らに‘原資料については必ず保安を維持しなさい’と話したという」として「私たちが受けとった資料は税務調査資料ではなく、本人が内容を整理したものなので追加確認をしなければならない」と付け加えた。イユ・チュヒョン記者edigna@hani.co.kr

■疑問点は
アン・ウォング, ハン・サンユルと一時‘隠密な間柄’
ハン前庁長‘行跡’認知内容を明らかにすべき

この事件で最も明らかにしなければならない点は、テグァン実業税務調査を指揮し、その内容をイ・ミョンバク大統領に単独報告したと知られたハン・サンユル前庁長の行跡だ。アン局長側の話によれば、参加政府の時に国税庁長に任命されたハン前庁長は、イ・ミョンバク政府になっても席を保全するために様々の手づるを動員しようとしたものとみられる。政界の実力者に与える10億ウォンの内、3億ウォンをアン局長にハン前庁長が要求したというのもこの時点だ。また、アン局長の話は3億ウォンの要求は断ったが政権核心勢力に直接会い、ハン前庁長を留任させてくれというロビーをしたという。したがってハン前庁長が作ろうとした10億ウォンの存在有無とその行方が最も重要だ。

また、テグァン実業に対する税務調査着手過程もやはり核心的な疑惑だ。テグァン実業のベトナム現地法人に対する税務調査をした前庁長が、アン局長に協力を頼んだと分かっただけに、国税庁長がなぜ一介の企業の税務調査に直接介入したのかが明らかにならなければならない。
これと関連して、ハン前庁長は当時シンソン海運国税庁ロビー事件と関連し金品授受説が囁かれるなど関与疑惑を受けた。しかし彼は留任が決定され、シンソン海運の件と関連した検察調査も受けなかった。ハン前庁長が過去の政権に対する狙い打ち捜査という非難を受けながらも、テグァン実業に絡まった参加政府要人を隅々まで探したのは、これに対する‘報恩’ではないかということだ。

しかし残る疑問点はハン前庁長とアン局長の関係だ。アン局長側は「2007年12月にハン前庁長が国税庁次長に昇進させてやるから現政界の実力者に与える3億ウォンを出せと言ったが、これを拒否して不利益を受けた」と主張している。だが、その頃ハン前庁長はアン局長に留任ロビーも頼んだ上、以後にはベトナム現地法人の税務調査も手伝って欲しいと言った。二人が近しい仲でなければ頼める内容ではない。2人がいつどんなことで決定的に仲たがいしたのか,その過程でアン局長はハン前庁長の行跡に対してどんなことを認知したのか、なども今後明らかにならなければならない内容だ。

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/389794.html 訳J.S