本文に移動

"世界が龍山問題 注視…政府は対話すべき"

原文入力:2009-11-24午後11:09:19
アイリーン カン国際アムネスティ事務総長 訪韓結果 発表
"大統領・総理 会えず失望" 韓国 人権後退 憂慮

キム・ミンギョン記者,キム・ギョンホ記者

←アイリーン カン(53)国際アムネスティ事務総長

"韓国政府は龍山惨事遺族たちと対話を通じて公正な解決策を最大限はやく用意すべきです。" 世界的人権団体である国際アムネスティのアイリーン カン(53・写真)事務総長は24日午後、ソウル,中区,太平路の韓国言論財団で記者会見を行い、わが国政府が龍山惨事問題解決に積極的に対応すべきだと強調した。彼女は去る21日に韓国を訪問した後、龍山惨事現場と京畿 南揚州市の外国人勤労者福祉センター‘シャロームの家’,<YTN>労組などと会い、韓国の人権状況を把握し政府当局者に韓国人権状況に対する憂慮と勧告のメッセージを伝えた。彼女は4日間の訪韓日程を終えこの日夕方出国した。

カン事務総長は「シン・ガクス外交通商部第2次官に会い‘韓国政府がこれらと対話をしなければならず、同じような惨事が発生しないよう国際基準に合致する‘強制撤去ガイドライン’を導入しなければならない’と勧告した」として「龍山問題を世界がよく知っているだけに、韓国政府は対話と交渉を通じこの悲劇的な問題をはやく解決すべきだ」と指摘した。

国際社会で韓国の人権状況に対する憂慮が高まる状況で韓国を見てまわったカン事務総長は、韓国政府が即刻関心を示さなければならない分野として龍山惨事の他にも△公権力使用△国家人権委員会の独立性△表現の自由萎縮などを指摘した。彼女は公権力使用に対し「独立して拘束力のある権限を持った機構が警察の過度な武力使用を調査しなければならない」とし「去る23日に会ったイ・クィナム法務部長官はろうそく集会当時の公権力使用に対し調査すると言ったが近い将来に結果を見られることを期待する」と話した。

カン事務総長はまた、国家人権委員会と関連して「世界的によく知られた韓国人権委の独立性に対して、最近多くの憂慮が提起されている」とし「政府は人権委の独立性を維持するだけでなく、人権委勧告を受け入れ調査に協力しなければならない」と勧告した。彼は引き続き「韓国政府は民主国家の政府として人々が自身の意見を平和に主張できる空間を保障しなければならない」と指摘した。

一方、カン事務総長は「去る1998年、前任事務総長が訪問した時は金大中大統領に会ったが、今回は大統領や国務総理に会うことができなかったという点に失望した」と語った。国際アムネスティ側は李明博大統領とチョン・ウンチャン総理に公開書簡と公文書を送ったが‘会うのは難しい’という返事を受けとったと伝えた。

文キム・ミンギョン記者salmat@hani.co.kr・写真キム・ギョンホ記者jijae@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/389544.html 訳J.S