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‘大統領選挙 踏み台’ソウル市長選挙戦 早期点火

原文入力:2009-11-24午後08:52:17
民主 キム・ソンスン出馬宣言
ノ・フェチャンも公約準備中
オ・セフン市長 再選意志
与党から "前例ない" 牽制

シン・スングン記者,ソン・ホジン記者










↑ソウル市長選挙候補群(※クリックすればさらに大きく見ることができます)

来年の地方選挙まで6ケ月以上を余した24日、政界でソウル市長選挙戦の開始を知らせる信号弾がはじけた。
‘4大河川事業’の問題点を提起してきたキム・ソンスン民主党議員は「30年余りの行政経験を生かし土木的思考方式でなく、市民に仕える生活行政でソウルを市民に返す」として、この日ソウル市長選出馬を宣言した。ソウルだけで5回の区庁長を務めた彼は「尚早の感があるが認知度が低く先に出馬発表をすることになった」と話した。

キム議員の出馬宣言でソウル市長選の競争構図が徐々に表面化するものと見られる。ハンナラ党所属のオ・セフン市長側は再選挑戦意志を確実に表明した。イ・ジョンヒョン ソウル市長公報特別補佐官は<ハンギョレ>との通話で「オ市長は漢江ルネサンス,江南北均衡発展,ソウル型福祉事業など、ソウルの根本的変化を追求する政策が短期では終われないだけに再選を通じてきちんと終えることを希望する」として「他の政治的思惑は持たずに再選を目指す」と話した。大統領選挙への挑戦はせずに市長再選だけに全力投球するという話だ。

しかしハンナラ党内では‘ソウル市長再選否定論’を叫び、代案を模索しようという気流も強い。ハンナラ党少壮派の先頭走者格であるウォン・ヒリョン議員はこの日「オ市長在任4年を市民の立場で厳密に評価すれば、育児・住宅・働き口など庶民の暮らしは後まわしにして、展示行政が多かったというのが普遍的な評価」とし「予算案,世宗市問題など党の命運がかかった懸案が片付いた時点で出馬宣言するだろう」と話した。彼は最近、党内外の人々との接触を強め出馬のための本格的な道路整備に出た。

親李明博系ではソウル市政務副市長出身のチョン・ドゥオン議員が忙しく動いている。チョン議員と近い親イ系議員らは「ソウル市長を再任することは前例もなく正しくもない」とし「チョン・ドゥオン議員は‘オ市長が新しいソウル市のビジョンを提示できなかったと認識しているだけに出馬するだろう」と話した。大衆性が高いナ・ギョンウォン議員も出馬可否を考慮中だ。

キム・ソンスン議員が挑戦状を出した民主党では、ハン・ミョンスク前国務総理とチュ・ミエ,パク・ヨンソン議員など女性政治家とキム・ハンギル,イ・ケアン,シン・ゲリュン前議員などの名前が噂されている。イ・ヘチャン前総理など盧武鉉前大統領陣営の一部でも、ハン前総理を有力なソウル市長候補として挙論している。しかしハン前総理が出馬に難色を示していると伝えられている。

進歩政党の足取りも忙しくなっている。民主労働党は去る15日に終わったソウル市長選挙戦1次登録でイ・サンギュ ソウル市党委員長が単独登録したが、イ・スホ最高委員とパク・スンフプ前スポークスマンの名前も噂されている。進歩新党はノ・フェチャン代表が11月末または12月初めに出馬宣言を計画しており、既にソウル市長公約を準備している。

来年1月に創党を控えた国民参与党もユ・シミン前保健福祉部長官をソウル市長または京畿道知事選に出馬させる方案を検討しているものの、本人は京畿知事側により心があると知られた。市民社会陣営ではパク・ウォンスン希望製作所常任理事を‘国民公認’形式などで出馬させようという案も出てきているが、パク常任理事は出馬の意思がないとしている。

シン・スングン,ソン・ホジン記者skshin@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/389569.html 訳J.S