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北朝鮮「トランプ大統領に手紙送っていない」

登録:2020-04-20 06:30 修正:2020-04-20 08:00
「素敵な手紙届いた」というトランプ大統領の発表翌日 
外務省室長談話で「事実無根」と反論
北朝鮮の金正恩国務委員長と米国のドナルド・トランプ大統領が昨年2月、ベトナム・ハノイのメトロポールホテルで会って握手を交わしている/朝鮮中央通信・聯合ニュース

 ドナルド・トランプ米大統領が「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長から素敵な手紙が届いた」と発表したことに対し、北朝鮮が1日も経たないうちに「事実無根」と反論した。

 北朝鮮は19日、「朝鮮民主主義人民共和国外務省報道局対外報道室長」名義の談話を発表し、「米国メディアが18日、米国大統領の記者会見中、我が最高指導部から『素敵な手紙』が届いたと紹介した発言内容を報じた」とし、「米国の大統領が過去にやり取りした親書について振り返ったのかどうか、正確には分からないが、最近、我が最高指導部は米国の大統領にいかなる手紙も送ったことがない」と述べた。北朝鮮はまた「事実無根の内容をマスコミに流している米国指導部の意図をこれから集中的に分析するつもりだ」としたうえで、「朝米首脳間の関係は決していつでも余談として持ち出せる話題ではなく、さらに利己的な目的に利用されてはならない」と不快感を示した。

 これに先立ち、トランプ大統領は18日(現地時間)、ホワイトハウスで開かれた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)タスクフォースの記者会見で、「金委員長から素敵な手紙が届いた」と述べた。また「今、私は金委員長と良好な関係を保っている」とし、自身が大統領に当選しなかったら、米国は北朝鮮と戦争を繰り広げていただろうと述べた。

パク・ビョンス記者、ワシントン/ファン・ジュンボム特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/941132.html韓国語原文入力:2020-04-2002:41
訳H.J

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