二大党の比例衛星政党の対決に押されて苦戦中の正義党が、投票日を2日後に控えた13日から「正義党を守ってほしい」キャンペーンを展開する。
正義党は、13日午前にソウル鍾路区(チョンノグ)のチョン・テイル橋で最後の現場選挙対策委員会を開き、「国民を守るために正義党を守ってほしい」という60時間のキャンペーンを開始すると12日に発表した。これには同党のシム・サンジョン常任選挙対策委員長をはじめとする選対委員、比例代表候補、ソウル地域の候補、党役員らが出席する。選対のキム・ジョンチョル報道担当は「6万党員が60時間、全力で駆け抜けてみようというメッセージ。現場に出てみると『原則をよく守った』とお褒めの言葉をかけてくれる人も多い。われわれは原則をきちんと守ることで国民を守っていくから、市民は正義党を守ってくれと要請するもの」と説明した。
シム・サンジョン委員長も12日、大田西区(テジョン・ソグ)乙のキム・ユンギ候補、世宗甲(セジョン・カプ)のイ・ヒョクチェ候補、清州上党(チョンジュ・サンダン)のキム・ジョンデ候補、仁川延寿(インチョン・ヨンス)乙のイ・ジョンミ候補などの応援遊説をし、「正義党を守ってほしい」と訴えた。シム委員長は「二大党が極端な対決政治に突き進む両党体制では、国民のための政治は不可能。民生はなおざりのまま衛星政党を作り、特権を手放そうとしない二大党の悪い政治を、市民の手で絶ち切ってほしい」と強調した。そして「正義党は数席の比例議席が欲しくて作った使い捨ての党ではなく、20年間困難を甘受しながら社会的弱者のために献身してきた党だ。大韓民国改革の最後の砦たる正義党を守ってほしい」と訴えた。正義党は、最近の韓国ギャラップなどによる比例代表政党投票意向調査で、予想得票率が10%台半ばまで上がるなど、上昇の勢いを見せている。