原文入力:2009-11-19午後11:57:33
理事会, 野党理事ら棄権の中で選出
イ・ムニョン記者
←キム・インギュKBS社長最終候補
大統領選挙参謀出身のキム・インギュ韓国デジタルメディア産業協会会長が<韓国放送>(KBS)新社長最終候補に選出された。昨年、言論特別補佐官であったク・ボンホン氏の<YTN>社長選任が触発した深刻な葛藤が韓国放送でも再現されるものと見られる。
民主化以後、大統領選挙運動に飛び込んだ人物が韓国放送社長入城に成功したのは、盧武鉉前大統領言論顧問を歴任したソ・ドング氏に続き2人目だ。当時ソ氏は社長任命以後、労組の強い反発で9日後に辞退した。キム会長はイ大統領の大統領選挙キャンプで放送発展戦略室長を務めた。
韓国放送理事会は19日、5人の社長候補者を対象に非公開面接を行った後、キム会長を最終候補に選出した。当初、韓国放送内外ではイ・ビョンスン現社長の再任が優勢だと展望されていたが、実際の結果はキム会長に与党理事らの票の大部分が集中した。午後から社内では「大統領府がキム・インギュ側に変わった」といううわさが急に出回った。野党理事はすべての投票手続きで棄権した。
1次投票で与党理事7人の票はキム・インギュ5,イ・ビョンスン1,カン・ドンスン1に分かれた。次点者を選ぶために行われた2次投票ではイ・ビョンスン・カン・ドンスン候補が各々6票と1票を得た。決選投票でキム会長は6対1でイ社長を下した。
‘MB選挙参謀’の公営放送社長選任により韓国放送は‘第2のYTN事態’に上り詰めている。韓国放送労組は理事会決定直後に声明を出し「KBS労組は全面ストライキで背水の陣を敷き、政権の下手人キム・インギュが清浄地帯KBSにただの一歩も入れないようにする」と明らかにした。労組は23日午後、非常対策委員会を開き、全面ストライキ投票日程を定め、直ちにストライキに突入するという方針だ。労組関係者は「キム会長の社長任期が始まる24日から出勤阻止闘争に入る」と話した。韓国放送PD協会も労組の闘争に参加する計画だ。理事会は20日、李明博大統領にキム会長を新しい社長として任命提案する。 イ・ムニョン記者moon0@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/388802.html 訳J.S