原文入力:2009-11-19午前08:56:47
政府, 細部内訳要求攻勢にも知らぬフリ作戦
民主党, 国土部来年事業中 95億 疑惑提起
イ・ジョンエ記者,キム・ソンファン記者
←耳をふさいだ防水工事 京畿驪州郡,梨浦大橋付近の4大河川事業‘漢江梨浦堰’設置予定地で18日午前、臨時防水工事が行われている。 驪州/連合ニュース
予算案処理法定期間(12月2日)が迫っているが、4大河川予算を巡る国会論議はより一層大きくなっている。民主党は18日、国土海洋部以外の他の部署にも‘隠された4大河川予算’が多いと主張しこれを一部公開した。また政府が提出した4大河川予算案に具体性がないという不良論議も続いた。
■ ‘隠された’4大河川予算
政府が明らかにした今年の4大河川予算は国土海洋部の国土河川整備事業予算3兆5000億ウォンだけだ。だが民主党はもちろん国会予算政策処も環境部など他の部署に散らばった関連予算と水資源公社投資分(3兆2000億ウォン)を合わせ8兆5333億ウォンに達すると同様の意見を出している。
民主党はこれに加えて18日、国土部の来年予算に隠された4大河川関連疑惑事業を追加公開した。民主党は△建設技能労働力養成機関支援(35億ウォン),△骨材資源調査および管理事業(23億ウォン) △ダム設計および調査(30億ウォン) △水資源政策広報および国際協力(7億ウォン)等を4大河川関連疑惑事業に挙げた。キム・ボムモ民主党政策委専門委員は「国土部はこれら事業を4大河川事業に分類しなかったが、国土部が作った‘事業説明資料’を見れば4大河川事業との関連性が明らか」と指摘した。
この資料によれば、今年新設された建設技能労働力養成機関支援の場合‘4大河川再生事業など国策事業の安定した推進のための体系的な建設工員養成’を事業目的で明らかにしている。具体的には、4大河川事業が推進される釜山市(洛東江)と全北高敞郡(栄山江)の建設機能人材養成のために敷地買い入れ費と建築費などについて政府が2011年までに80%を上限に支援するという内容だ。骨材資源調査および管理事業とダム設計および調査は以前から続いている事業だが、今年の説明資料には各々‘4大河川整備事業(浚渫)と連係’するという内容と‘4大河川再生マスタープランと連係した新規ダムの段階的調査設計推進’という内容が含まれている。水資源政策広報および国際協力の場合、‘2015年世界水フォーラム’誘致活動と‘水の日’記念式などのための事業費だが、4大河川再生事業と関連した水関連広報予算に変質し執行される恐れがある」とキム専門委員は指摘した。
■資料提出不良… "予算審査できない"
民主党は4大河川の地区別予算細部内訳を出さなければ‘予算審議はできない’という態度を守っている。チョン・ジョンファン国土海洋部長官もやはり去る17日「4大河川予算資料を工区別にすでに提出した」と明らかにした後、一寸も退く様子はない。
国土部は18日、国会に‘2010年度国家河川整備事業参考資料’という題名の小冊子を提出した。先月1日と去る10日に出した資料が相次ぎひじ鉄砲を食らった後、3番目に出した資料だ。だが様式を変えただけで事実上2番目資料と違うところのない内容というのが民主党の主張だ。どんな施設を何の目的でいつまでにいくらをかけて行うという具体的内容がないのみならず、今後の年度別予算内訳も抜けている。4大河川事業論議の核心である堰をどこに設置するという内容もない。国会事務局のある関係者は「国会議員が予算案と関連した細部内訳提出を要求すれば政府部署が提出するのが通常の慣例」と話した。
民主党国土海洋委所属議員らはこの日、政府が提出した‘漢灘江洪水調節ダム建設’予算案を事例として提示し「4大河川事業工区別に浚渫,堰,生態河川,自転車道路などが提出されて初めて予算審議が可能だ」と釘を刺した。これらはまた予算審議のための前提条件として、4大河川事業予備妥当性調査と国政調査要求に対する与野党間論議を行わなければならないと付け加えた。
イ・ジョンエ,キム・ソンファン記者hongbyul@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/388578.html 訳J.S