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感染経路不明の患者が3人に…韓国政府「コロナ、新たな局面を迎えた」

登録:2020-02-19 00:16 修正:2020-04-09 07:23
31人目の患者、海外渡航歴・他の患者との接触歴なし 
「患者がいない自治体も隔離病院・医療陣の確保が必要」 
対応マニュアルを改正、早ければ20日から適用
今月18日午後、大邱市寿城区のある病院で入院患者たちを大邱医療院に移送するため、医療陣があわただしく動いている。同病院は韓国内で31人目のCOVID-19患者が最近まで入院しており、防疫当局は万が一の状況に備えて入院患者たちを大邱医療院に移送した//ハンギョレ新聞社

 海外渡航歴がなく、感染経路が不明な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が18日にも確認されたことを受け、韓国保健当局は「全国的に流行している状況と判断するのは難しい」としながらも、「新たな局面に入った」と述べた。保健当局が「新たな局面」を公式に言及したのは初めてであり、COVID-19が2・3次感染を通じて広がる局面に入ったことを意味する。

 中央防疫対策本部は同日、大邱(テグ)に住む61歳の女性の感染が確認され、COVID-19患者が31人に増えたと発表した。同患者は昨年12月以降、海外に行ったことがないという。29人目の患者と30人目の患者に続き、感染源や感染経路を特定できない患者が立て続けに発生したのだ。

 中央防疫対策本部と大邱市の説明を総合すると、31人目の患者は7日、交通事故で大邱寿城区泛魚洞(ポモドン)のセロナン漢方病院に入院し、治療を受けていたが、10日から発熱の症状を示し、14日には肺炎の診断が下された。17日、寿城区(スソング)保健所を訪問して検査を行った後、同日陽性反応が確認され、大邱医療院に隔離入院した。同患者は南区の教会(9日・16日)や東区のクィンベルホテルのビュッフェレストラン(15日)を訪問しており、6~7日には東区の職場にも出勤したという。患者と接触した家族、同じ病院にいた患者などが隔離されており、家族のうち2人は検査で陰性反応を示した。

 保健当局は、まだ感染経路が不明な29人目の患者の感染源を見つけるため、症状発現前2週間(1月20日~2月4日)の足取りも調査中だ。同患者は当時、鐘路老人総合福祉館や碁院などを利用したことが確認された。29人目の患者の妻である30人目の患者は、6日に咳や悪寒などの症状が現れ、ソウル鍾路区ソウル大学病院(8日)や江北ソウル外科医院(10日)、オンヌリ薬局(10日)を訪問した。10日には地下鉄1・3・6号線(東大門・ソウル駅・東廟前・鍾路3街・仏光)と空港鉄道(デジタルメディアシティ・仁川空港・黔岩・桂陽)に乗って、仁川龍游島(ヨンユド)と京仁アラベッキルを訪れており、13日には明倫ジンサカルビ・ソウル東廟店とスターバックス東廟前店に立ち寄った。

 チョン・ウンギョン本部長は同日、「まだ患者が発生していない自治体でも、地域内の隔離病院や施設、医療スタッフ、移送手段などを実際に活用可能なレベルで確保する必要がある」と強調した。今後、感染経路を特定しにくい患者が増える恐れがあり、対策を講じなければならないという趣旨だ。これと関連し、保健当局はこれまでのCOVID-19対応マニュアルを改定し、早ければ20日午前から適用する予定だ。これには、医療陣や家族など濃厚接触者の場合、自宅隔離が解除されるときにCOVID-19の検体検査を行う案も含まれる予定だ。肺炎患者に対する隔離方法や自宅隔離の通知方法と時期などに対する詳細な案内も新しい指針に盛り込まれる。

 専門家らは地域社会への拡散に備え、医療伝達システムを再整備しなければならないと指摘した。大韓医師協会は同日、スタッフと装備が足りない医院と中小病院の声が反映されるよう、官民協議体の設置を要求した。嘉泉大学吉病院のオム・ジュンシク教授(感染内科)は「検査対象を拡大しなければならないが、医院級の医療機関では(検査が)難しい」とし、「独立した空間で検体を安全に採取できるよう、上級医療機関を中心に選別診療所をさらに増やすべきだ」と話した。

 一方、同日、盆唐(プンダン)ソウル大学病院の12人目の患者と14人目の患者が退院し、感染が確認された患者のうち隔離解除の対象者は計12人に増えた。

パク・ダヘ、ク・デソン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
http://www.hani.co.kr/arti/society/labor/928768.html韓国語原文入力:2020-02-18 22:39
訳H.J

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