原文入力:2009-11-16午後07:46:37
政府 危急を告げる家計 緊急医療支援費など削減
政府の来年予算案で低所得層医療支援予算が大幅に削られていることが分かった。
健康世の中ネットワークは16日「政府が国会に提出した2010年予算案を分析してみると、来年医療給付受給権者の診療費予算は3兆5002億ウォンであり、今年の3兆5106億ウォン(追加補正予算含む)より104億ウォン減った」と明らかにした。
健康世の中ネットワークは「保健福祉家族部は去る7月、予算案を組む時に医療給付対象者を173万8000人と予想したが、10月に調整された案では174万5000人と対象者が7000人増えた」とし「それでも関連予算は福祉部が7月に明らかにした必要予算3兆7166億ウォンより2164億ウォン減った3兆5002億ウォンに削減された」と指摘した。医療給付とは主に国民基礎生活保障受給者らの医療支援のために政府が支援する給付だ。
また突然な病気,失業などで危急状況に置かれた世帯に緊急に生計,医療,住居などを支援する緊急福祉予算での医療支援費も福祉部が提示した528億ウォンから429億ウォンに99億ウォン程減った。合わせて福祉部が低所得層の中で重い病気にかかり基礎生活保障対象者に指定される恐れがある人々に一時的に医療給付支援をするために新しく要請した‘脱貧困支援医療給付拡大’予算(323億ウォン)と‘医療安全網構築’予算(622億ウォン)等は全額削減された。
これと共に低所得層癌患者の内、成人に対する医療費支援予算は福祉部が188億ウォンほどを要求したが、政府案では175億ウォンに13億ウォン程減った。
キムチャンボ健康世の中ネットワーク政策委員長は「イ・ミョンバク政府になって金持ち減税で税収が減ったうえに‘4大河川事業’等の大規模土建事業に予算が集中し低所得層に対する医療支援予算まで減った」とし「苦しくても経済的負担で病院に行くことが難しい低所得層を2回泣かすわけ」と批判した。
キム・ヤンジュン医療専門記者himtrain@hani.co.kr
原文: 訳J.S