プロバスケットボール選手のブランドン・ブラウン(35・安養KGC)が、韓国のファンから受けた人種差別的メッセージを公開した。ラ・ゴナ(羅健児)選手に続き二度目の公開だ。
ブラウン選手は16日、インスタグラムを通じて、自分が受けた人種差別的メッセージを公開した。ブラウン選手が公開したメッセージには「交通事故に遭うことを願う」など、呪いに近い内容が書き込まれている。
14日、ラ・ゴナ選手が自分のインスタグラムを通じて人種差別の被害を訴えたのに続き、ブラウン選手も人種差別のメッセージを公開し、外国人選手に向けたファンの人種差別的非難問題が水面上に浮び上がった。
ラ・ゴナ選手が明らかにしたメッセージにも、「KBL(韓国バスケットボール連盟)でプレーする他の外国人選手の方がお前よりうまいから、お前の国に帰れ」などの非難や人種差別的な発言、悪口、家族を侮辱する内容などが含まれていた。
2018年1月に韓国籍に帰化したラ・ゴナ選手は国家代表チームのエースとして挙げられる。2018年のジャカルタ・パレンバンアジア大会に出場し、銅メダルを獲得した。
ラ・ゴナ選手はメッセージ公開後の16日、龍仁(ヨンイン)KCCトレーニング体育館で記者たちに会い、「他の外国人選手も人種差別的メッセージを受けたことがあると聞いた」と話した。「韓国のプロバスケットボールファンの人種差別が他のリーグに比べて深刻だと思うか」という質問には「そうだ」と答えた。
ブラウン選手は「携帯電話だけでは強いふりをする人がいるが、あなたはバスケットボールに専念し続けるべきだ」とし、「あなたの妻、娘、家族と愛するバスケットボール試合のためだ」と書いた。また、「韓国代表として初めてプレーする(外国人)選手らしく、一生懸命努力してあなたの娘と他の韓国の子どもたちに尊敬される選手になってほしい」と、ラ・ゴナを激励した。
一方、韓国プロバスケットボール連盟(KBL)は16日、外国人選手がコートの内外で人種差別を受けた場合、連盟が取る法的対応策を設けることにしたと明らかにした。また、外国人選手の正確な被害程度を確認するための実態把握も並行して行う予定だ。