2025年から50人乗りの小型航空機がソウル~鬱陵を航行する見通しだ。
慶尚北道鬱陵郡(ウルルングン)は14日「事業費6633億ウォン(約629億円)をかけて50人乗りの小型航空機が就航できる幅140メートル、長さ1200メートルの滑走路工事を行っている」と発表した。鬱陵郡鬱陵邑沙洞(ウルルンウプ・サドン)港で行われている鬱陵空港の建設工事では、滑走路とともに6つの係留場、ヘリポート、延べ面積3500平方メートルの地上2階建て旅客ターミナル、3900平方メートルの駐車場などを同時に建設する。釜山(プサン)地方航空庁と大林(テリム)産業から成るコンソーシアムが同事業に当たっている。計画では、完成は2025年。
鬱陵空港が建設されれば、鬱陵を訪れる観光客が大幅に増えると期待される。鬱陵郡は現在40万人ほどの年間観光客が100万人規模に増えるものと見ている。ソウル・仁川・京畿道などの首都圏から鬱陵島に行くには高速列車と船を乗り継いで6時間~7時間かかるが、小型航空機を利用すれば1時間~1時間30分に短縮される。鬱陵郡のキム・ビョンス郡長は、「首都圏からの観光客が大幅に増えると期待している。観光客が増えても、美しい鬱陵島の自然環境を守っていくことも疎かにしないつもり」と述べた。