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裁判所 "検察, 情報公開 全面拒否は違法"

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/387472.html

原文入力:2009-11-13午前07:10:41

ノ・ヒョンウン記者

検察が捜査記録公開請求の妥当性を確かめてみもせずにこれを全て拒否したことは違法だという判決が下された。

ソウル行政法院行政6部(裁判長 キム・ホンド)は不起訴処分が出た告訴事件の捜査記録を公開しなかったソウル西部地検を相手に、告訴人キム・某氏が出した情報公開拒否処分取り消し請求訴訟で「検察の職務を顕著に妨害したり私生活の秘密を侵害するなど悪用の可能性が低い資料は情報公開しなければならない」として原告一部勝訴判決をしたと12日明らかにした。

裁判所は「西部地検は検察保存事務規則にある‘記録の公開で不要な紛争が新たに惹起されうる場合’等、閲覧・謄写制限理由を挙げて事件記録の公開を拒否したが、これは情報公開法が定めている法律による非公開理由に該当しない」として「個人身上情報が露出したり検察の捜査方法などの露出可能性を判断し情報を公開しなければならない」と明らかにした。

続けて裁判所は「キム氏が情報公開を要請した不起訴処分捜査記録の内、事件送致書や記録目録に過ぎない資料まで情報公開をしないことは違法だ」として「キム氏が告訴した事件で被疑者が検察で行った陳述はキム氏の権利救済のために特別な事情がない限り原則的に公開されなければならない」と付け加えた。

キム氏はソウル西部地検にチョン・某氏を偽証疑惑で告訴し、不起訴処分が出た後、去る5月1日検察が保管している捜査記録の目録を公開してくれと請求した。しかし西部地検は検察保存事務規則の閲覧・謄写制限理由を挙げて情報公開を拒否し、キム氏はこれに対し訴訟を起こしていた。

ノ・ヒョンウン記者goloke@hani.co.kr

原文: 訳J.S