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[沖縄ルポ]"政府は米軍圧力に屈服するな" ロウソクのあかり

原文入力:2009-11-08午後09:33:10
駐日米軍ヘリコプーター着陸地移転に
小学生からおじいさんまで
2万人余り "移転許すまじ"

キム・トヒョン記者

←バラク・オバマ米国大統領の訪日を5日後に控えた8日、米軍基地がある日本,沖縄県,宜野湾市で住民たちが米軍基地反対示威を行っている。宜野湾(沖縄)/AFP連合ニュース

 "沖縄の人々全員が米軍基に反対しようと覚悟したからです。" 8日午後1時30分頃、日本,沖縄県,宜野湾市の海浜公園野外劇場。車椅子に乗ったまま1時間以上も摂氏27度の蒸し暑い沖縄の秋の気候の中でも微動だにしなかったおじいさんハシモト セイトは短く口を開いた。耳を傾けてようやく聞きとれる病弱な声には大きな響きがあった。その瞬間にも普天間基地のヘリコプターは周辺上空を旋回していた。日本全体面積の0.6%に過ぎないが駐日米軍基地の75%が集まっている‘基地の島’沖縄だ。

古くはベトナム戦からイラク戦まで米軍出撃の要塞だった沖縄は、この日反米軍基地の波で波打った。不便なからだをおして那覇市から一時間の道を駆け付けたハシモトおじいさんのように、沖縄全域から2万1000人の老若男女が大会場をいっぱいに埋めた。2006年の米-日政府合意で宜野湾市内の駐日米軍海兵隊普天間ヘリコプーター基地を沖縄県内の名護市辺野古海岸に移す案が確定した以後、潜伏していた沖縄の反基地民心が爆発したのだ。

 "普天間基地を県内回り持ちを許さない" 参席者の各種手立て札は普天間飛行場の沖縄県外移転を公言してきた民主党政権の最近の一進一退の歩みに失望と怒りを表わした。"新しい政権は米国側の圧力に屈服せず県民の声を堂々と主張し普天間基地の名護移転計画を中止し沖縄の外に基地を移さなければならない。"

小さな水の流れが大きな川になるように、この大会までは各地域の小さいながらも持続的な叫びがあった。辺野古海岸で行う市民たちの移転反対平和連座示威は2000日を越えた。名護市キャンプ シュワブ正門前のある家族の土曜ろうそくデモは今月で6年目をむかえた。

7日夕方にもキャンプ シュワブ正門前には間違いなく暖かい灯りが一つ二つともった。父親のトグチ タケオ(52)をはじめ、小学校6年の息子,双子の娘,母親など家族5人の手にはロウソクのあかりが持たれていた。

 "辺野古の海を守りましょう。"  "皆で守りましょう。" 7才の双子の娘たちが可愛らしい声でスローガンを叫び過ぎ行く車両と米軍に向かって手を振る。息子タケル(12)は「私たちのような子供たちのために6年間ろうそく示威をして、12年間米軍基地反対運動を続けた父親が誇らしく偉い」と結構、大人っぽい話をした。父親のタケオは「ロウソクのあかりをもって基地反対に消極的だった人々とも気が合うようになった」と伝えた。

宜野湾辺野古(沖縄)/キム・トヒョン特派員aip209@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/386525.html 訳J.S