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野党「保守統合論」急浮上…実現までは険しい道のり

登録:2019-11-09 05:14 修正:2019-11-09 07:51
「変革」新党企画団発足が課題 
韓国党内部でも意見の食い違い
自由韓国党のファン・ギョアン代表が今月8日午前、国会で開かれた「民富論」後続立法セミナーで発言している=カン・チャングァン先任記者//ハンギョレ新聞社

 来年の4・15総選挙を控え、保守野党統合の動きが急浮上している。自由韓国党のファン・ギョアン代表による6日の「全野党保守統合協議機構」の提案以降、自由韓国党と正しい未来党内の「変化と革新を目指す非常行動(変革)」間の統合議論に注目が集まる中、実現を見るには超えなければならない課題が少なくないという指摘もある。

 自由韓国党関係者は8日に行った電話インタビューで、「昨日ファン代表と変革のユ・スンミン代表が電話で話したが、実務会議の日付は決まっていない」、「変革側が(国民の党系とともに)新党企画団を準備しているため、やや敏感な状況」だと明かした。そして「ひと呼吸置く必要がある」とし、「変革側が公式実務チームを作るよりも先に、水面下で協議に入る可能性もある」と述べた。自由韓国党は前日、協議機構の実務交渉担当者にホン・チョルホ議員とイ・ヤンス議員を選んだ。変革側は実務陣を決めるのにも慎重な立場だ。

 変革がクォン・ウンヒ、ユ・ウィドン両議員を共同団長とする新党企画団を発足し、10日に記者会見を開くなどの急な動きを見せていることも、このような内部の雰囲気を落ち着かせようとすることと無縁ではない。変革のユ・スンミン代表は7日「私たちの計画は新党の結成」だとし、「自由韓国党との対話問題は、弾劾の川を渡り▽改革保守に進み▽古い家を壊して新しい家を建てるという3つの原則が最も決定的」だと強調した。12月の通常国会終了後に予定される結党計画表に合わせて準備作業に着手するとも重ねて確認した。自由韓国党内部でも保守再建と刷新に対する温度差が表面化し、内紛をどう収拾するのかが課題として浮上した。当選1、2回の議員らは重鎮の「首都圏戦略要衝地出馬」などを要求し、「まず刷新、その後統合」ムードを盛り上げようとしているが、「刷新の対象」と見られた重鎮議員や有力者は事態を見守っている様子だ。自由韓国党のホン・ジュンピョ元代表はこの日もフェイスブックに書き込みで、「(入れ替え公認は)先手を打つこと、地域を基準とするのではなく、まず考慮すべきなのは国会議員としてふさわしいかどうか」とし、「その次が党に対する献身指数、議政活動指数、地域区の支持率と交替指数が基準になる」と落ち着かない心境を語った。自由韓国党内の刷新要求によって離党したイ・ジョンヒョン議員は同日、復党の可能性が報じられると、「新たな政治勢力化に献身するため、無所属で出馬する」と一線を引いた。

 ファン代表は同日、国会で開かれた「民富論後続立法セミナー」終了後、記者団に対し、保守大統合に対する党内の反発について「崩れゆく自由大韓民国を救わねばならない」、「一つになって単一隊伍で闘争しなければ現政権の暴政を止めることはできない。このような大義を考えるべきだ」と原則論を述べた。ファン代表は前日にユ代表と電話会談を行ったとし、「大統合のために気持ちを一つにしはじめた」と意味づけた。

 変革の議員との内紛の渦中にある正しい未来党のソン・ハッキュ代表は党最高委員会議に出席し「電話を取らないことで有名なユ・スンミン議員がファン代表の電話を取ったんだから、焦っているようだ。(来年の総選挙に)2番をつけて出る(自由韓国党から出馬する)という議員たちに気をもんでいるんだろう」と皮肉った。

 変革所属議員に対しては「お粗末な所信と原則を掲げ、独断と我執に陥って対立を助長し、結局分裂に導く悪循環にはならないことを望む」とし、「正しい未来党との関係は早く整理するのが政治的道義だ」と強く反発した。

キム・ミナ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/916357.html韓国語原文入力:2019-11-08 17:59
訳D.K

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