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検察, コン・ジョンテク ‘代価性疑惑14億ウォン’お払いしてくれた

原文入力:2009-01-13午前08:08:58
教育長選挙起訴 ‘公平性’ 論難
私設学院から借りたお金・校長後援支援金 ‘無嫌疑’ 適用
夫人借名口座から出てきた4億も性格糾明できず
全教組側には ‘組織的介入’ 前面に掲げて広範囲処罰

←教育長選挙と関連して政治資金法違反などの容疑で不拘束起訴されたコン・ジョンテク ソウル市教育長が12日午後国会教育科学技術委に緊急懸案報告のため出席し議員らの質問を聞いている間、手で額を拭っている。 カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr

初めて直接選挙が行われた昨年ソウル市教育長選挙の選挙資金を無巡る検察捜査が12日2候補を共に起訴して‘形式的均衡’を合わせる形をとって大部分終えられた。しかし検察はコン教育長の選挙資金については個人的次元の支援と見て“代価性がない”などの判断を下した反面、全国教職員労働組合ソウル支部のチュ前候補支援には政治資金法の色々な条項違反容疑を適用して広範囲な処罰を決めた。

検察はコン教育長が弟子であり学院総連合会副会長出身のC学院院長チェ・某氏から1億984万ウォンを無利子で借りたことに対して政治資金法違反容疑を適用した。先立ってコン教育長側は選管委に教育長選挙会計処理をしながらチェ氏から5億984万ウォンを借りたと申告したが、この内4億ウォン余りはコン教育長の夫人ユク・某氏が2003年から借名管理していたお金だと明らかになった。この部分には公職選挙法の虚偽事実公表容疑が適用された。

検察はコン教育長が私設学院などから借りた18億ウォンや寄付金4千万ウォン余りは大部分問題視できないと明らかにした。妹婿である私学法人理事長イ・某氏が貸した2億ウォンに対しては‘親族関係の場合、政治資金を寄付することができる’という関連法により無嫌疑処分したし、スンシル学院理事から借りた3億ウォンは利子を払った有償貸与と判断され疑惑点が見つからなかったと説明した。恩平ニュータウンに自立型私立高設立を推進するハナ金融持株会社のキム・スンユ会長とキム・ジョンテ ハナ銀行長,給食業者側と前・現職教職員などから受けた後援支援金3975万ウォンも無嫌疑処分になった。コン教育長の職務関連代価性を認めにくいという理由からだ。しかし借入金や寄付金を渡した側が大部分ソウル市教育長の業務と関係ある組織や個人であり、実際に一部は選挙前後に特典を受けたという疑惑まで提起された状態で検察の説明をそのまま受け入れにくいという指摘が出ている。

コン教育長の夫人が借名口座で管理したことが明らかになった4億ウォンの性格が糾明されていないことも捜査が不十分だという指摘を買っている。検察は「コン教育長の夫人がお金の出処を正確に話さないことと現金で口座に入ってきているために追跡が難しい」と説明した。コン教育長がこのお金の出処が問題になることを心配してチェ氏の通帳に送金して選挙資金として使ったという点も疑惑を強める。

チュ前候補と全教組側では拘束起訴者2人を含め10人が起訴され、今後の調査進行により全教組ソウル支部支会長など数十人が追加で処罰されると予想され徹底した捜査が進行されたことが伺える。検察は全教組ソウル支部が昨年5月から7月まで各支会を通じて‘1人10票運動’を組織して電話広報活動をするなど国家公務員法と公職選挙法に違反したと明らかにした。全教組ソウル支部の資金2億1千万ウォンと教師などから募金した6億8459万ウォンなど8億9459万ウォンを選挙費用として使ったことについては、団体の政治資金寄付を禁止した政治資金法違反疑惑を適用した。検察は募金を9ヶの借名口座に分散入金し選管委申告口座に入金するなど虚偽会計報告をした容疑と1億8千万ウォンを未申告選挙運動員などに渡した容疑も適用した。

検察は処罰対象から除外した全教組組合員らについては教育庁に不正事実を通知する計画だと明らかにし全教組側には厳格な定規を適用しているという論議が避けられなくなった。 キム・ジウン記者 mirae@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/332928.html

原文: 訳J.S