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MB, ‘暴力野党’ 枠組み作って ‘立法強行ラッパ’

原文入力:2009-01-13午前07:47:40
イ大統領  ‘国会暴力’ 非難
露骨表現使用…民心には目をつむり再び与党‘督励’
与党でも “極限対立はMBのせい,自己反省ない” 批判

イ・ミョンバク大統領が12日新年初めてのラジオ演説で決意を込めて‘国会暴力’を非難した。イ大統領はこの日「ハンマーが大韓民国民主主義を殴って…」 「G20首脳会議共同議長国としてどうすれば議長の役割を果たせるか前がまっ暗だった」などの激しい表現を駆使した。与野党スポークスマンらがよく使う露骨な相互非難の口調が大統領の演説にそっくり動員された。

大統領の攻勢的態度は、‘立法戦争’が終わるやいなやハンナラ党が野党の暴力を集中的に浮き彫りにしようとしているのと脈絡を共にする。ホン・ジュンピョ院内代表は‘与野党合意文’のインクが乾きもしない7日、カン・キガプ民主労働党代表などを狙って「法務当局に告発をしてでも国会に足を入れられなくしなければならない」として国会法改正の必要性を強調した。ハンナラ党はついに国会で暴行・財物損壊・脅迫などをした場合、懲役に処する内容の国会暴力防止特別法を提出すると言い出した。

大統領とハンナラ党の動きには2月臨時国会に備えて、野党を‘暴力集団’に追いやり孤立させようとする‘フレーム戦略’が敷かれたと見られる。野党は国会本会議場占拠座り込み,国会議事堂中央ホールでのもみ合いを辞さないながらも‘MB悪法阻止闘争’という名分を付けた。これは「多数党が無理に強行してはいけない」という国民の共感を引き出した。これに対抗して、立法戦争‘2次大会戦’で先手を取るという戦略の先頭にこの日イ大統領が立ったのだ。

しかしイ大統領の発言では自己反省なしに人のせいにだけしている
という問題点が指摘される。イ大統領の強硬な態度が立法戦争と与野党間極限対立の原因であったという見解が与党の中にも存在するためだ。ハンナラ党のある初当選議員は「大統領は85ヶ法案を経済再生法案として包装し押し通そうとした根本原因を反省し、‘急いでいたからそうした’と率直に話すのが正しい態度であって、全てのことを国会せいにするのが良いことか」として「経済が良くならなければミネルバのせい、政治が良くならなければ国会を恨むというのは自分の省察をしないこと」と批判した。

イ大統領はこの日「政府が昨年末に1分期先立って業務報告を受け予算執行も急いでいるが、与野党対立で法案処理が遅れたためにその効果が半減している」と話した。ハンナラ党のある親イ・ミョンバク系統議員は「年末年初国会でまだ処理できなかった争点法案を2月臨時国会ででも迅速に処理してくれることを要求する意味」と解釈した。

しかしこれについては‘1次立法戦争’の結末とその過程で確認された民心をイ大統領が相変らず見ようとしないという指摘も出ている。 イ大統領が‘対話と説得の政治’を理解できないまま、与党に再び一方的ごり押しを要求するということだ。ハンナラ党のある関係者は「議員たちが本会議場で正面対立する破局を避け与野党が互いに譲歩して合意文を書いたのは状況の不可避性に対するそれなりの悩みのため」としながら「暴力だけ一まとめに非難していては与野党間に政局解決法が出てくるのは難しい」と話した。 理由チュ・ヒョン記者 edigna@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/332927.html

原文:  訳J.S