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文大統領、「米国官民の一部に北朝鮮懐疑論強い…超党派的外交が重要」

登録:2019-02-19 22:43 修正:2019-02-20 10:00
パク・ヨンソン議員など国会韓米同盟強化使節団と面談

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が19日、「米国官民の一部で北朝鮮に対する不信と敵対の視線が強く、北朝鮮の変化に対する疑問と懐疑論が強い状況」だとし、「このような時ほど、与野党が共にする超党派的外交がいっそう重要だ」と話した。

文在寅大統領=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 文大統領はこの日、大統領府で共に民主党のパク・ヨンソン議員を団長とする国会韓米同盟強化使節団と会った席で「米国も過去とは異なり、ますます政派的対立が激しくなっている」とし、このように述べたとキム・ウィギョム大統領府報道官が伝えた。この席には、先月9日から17日まで使節団一行としてエリオット・エンゲル新任米下院外交委員長と懇談し、ニューヨーク州議会の「3・1運動記念の日決議案」採択現場に参加した共に民主党のパク議員、キム・ギョンヒョプ、ピョ・チャンウォン議員を含め、自由韓国党のハム・ジンギュ議員、正しい未来党のイ・ドンソプ議員が参加した。使節団は、ニューヨーク州議会が先月15日に採択した「3・1運動の日100周年決議案」を文大統領に伝達した。決議案は、2019年3月1日を3・1運動100周年の日に指定し、最年少の女性人権運動家の1人である柳寛順(ユ・グァンスン)烈士の業績を記念する内容を入れた。

 使節団に参加した議員たちは「当初は日本側の圧迫が激しく、決議案が可決されるか不透明だったが、韓国の国会議員が与野を離れて共に決議案の通過現場で見守っていたので、決議案が事実上全員一致で可決した」とし、「超党派的外交の勝利」と自評した。特に、ハム・ジンギュ議員は「父が日帝強制徴用の被害者だった者として、今回の決議案通過に力を加えるのは与野党の次元を超えてすべきこと」と話した。

 文大統領は「3・1運動記念の日指定決議案を採択する意味深い現場に直接参加し、ニューヨークと同胞社会に感謝の気持ちを伝え、力を与えたことに感謝申し上げる」と述べ、「私たちの国会も、他国の重要な記念日を共に祝い、重要な外国人が国会で演説できるよう配慮するなど、議員外交の幅を広げれば相手国に感銘を与えられると思う」と話した。

ソン・ヨンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/882764.html韓国語原文入力:2019-02-19 17:46
訳J.S

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