6・15共同宣言実践南側委員会慶尚南道本部と北側委員会が今月12日、金剛山(クムガンサン)で、慶尚南道昌原市(チャンウォンシ)選手団の平壌(ピョンヤン)国際マラソン大会への参加に向けた合意書を交換する。昌原市選手団の参加が実現すれば、平壌国際マラソン大会に2007年国民体育振興公団マラソンチームが出場して以来、韓国選手団の初出場となる。
6・15共同宣言実践南側委員会慶尚南道本部は10日、「慶南本部代表団が、金剛山で12日から13日まで開かれる南北共同新年行事に参加し、12日夜8時、6・15共同宣言実践北側委員会と平壌国際マラソン大会への参加に向けた合意書を交換する予定だ」と発表した。慶尚南道本部代表団は、慶尚南道本部のキム・ヨンマン議長とファン・チョルハ執行委員長、ホ・ソンム昌原市長の3人で構成される。
今年4月7日に北朝鮮の平壌で開かれる平壌国際マラソン大会に参加することが確定すれば、選手団は4月5日から8日まで3泊4日の日程で平壌を訪問する予定だ。選手団は選手15~20人や昌原市関係者10人、6・15共同宣言実践南側委員会慶尚南道本部関係者10人など、40人前後で構成される。選手は昨年、昌原統一マラソン大会の部門別優勝者などが出場する。
6・15共同宣言実践北側委員会は、2006年から毎年、昌原統一マラソン大会に祝電を送っており、昌原統一マラソン大会組織委員会は、まだ実現していないものの、2016年から毎年6・15共同宣言実践北側委員会を招待してきた。これを機に、6・15共同宣言実践北側委員会が昨年11月、韓国選手団を招待したことで、慶尚南道昌原市選手団の平壌国際マラソン大会への参加が進められた。
パク・ヘジョン昌原統一マラソン大会組織委員会事務局長は「大会まで2カ月を切ったため、南北合意書が到着すれば、急いで統一部に訪朝許可を申請する計画だ」と話した。