原文入力:2009-10-12午後10:01:14
[国政監査で‘大統領姻戚企業’検察諜報報告書公開]
自社株不法取得・系列会社株 便法贈与疑惑など敏感内容
報告書の最後には“疑惑濃厚…積極的に捜査し国民信頼高めなければ”
ソク・ジンファン記者,パク・ヒョンチョル記者,キム・ギョンホ記者
←何と答えるか ノ・ファンギョン ソウル中央地検長が12日ソウル,瑞草洞のソウル高等検察庁で開かれた国会法制司法委員会国政監査で議員らの質問を聞きながら咳払いをしている。 キム・ギョンホ記者jijae@hani.co.kr
12日開かれた国会国政監査場のあちこちでイ・ミョンバク大統領の姻戚企業である暁星グループと関連した疑惑が洪水のように溢れでた。ソウル高等検察庁で開かれた国会法制司法委員会国政監査では、大検察庁が2007年末から作成した暁星グループ‘犯罪諜報報告書’の一部が公開され検察捜査が不十分だったという議員らの叱責があふれた。
パク・ヨンソン民主党議員が公開した報告書内容によれば、暁星グループの香港現地法人が1995年韓国総合金融から700万ドルを借り、(株)暁星の大株主であるキャピタルワールドリミテッド(CWL)という会社に貸した。キャピタルワールドリミテッドはこの資金で同年暁星グループ子会社の東洋ポリエステルの日本側出資者である朝日ケミカルが保有していた東洋ポリエステル株式95万株余りを352億ウォンで買ったことになっている。
当時、検察はこの報告書を通じ‘暁星のペーパーカンパニーであるキャピタルワールドリミテッドを通じ自社の株式を取得したもので商法上の自己株式取得禁止に違反する’と分析した。また報告書はキャピタルワールドリミテッドが借金を返す過程で暁星が仲介貿易を装った支払保証をしたとも指摘した。
同時に報告書には‘2001年(暁星グループ)チョ・ソンレ会長が当時、非上場系列会社のノーチラス暁星株式42%を三男に額面価の10分の1にもならない価格で譲渡し便法贈与疑惑があり、三男が暁星の持分買い入れなどのために使った1000億ウォンの出処もやはり疑わしい’という内容も含まれていることが分かった。検察は報告書の最後に‘暁星の犯罪関連疑惑提起が公開的に続いており疑惑認定の可能性が濃厚なので積極的に捜査し(検察に対する)国民の信頼を高めなければならない’と提案している。
パク・ヨンソン議員は「このように具体的な諜報があったのにも関わらず検察は2008年7月まで召還や押収捜索,口座追跡を一度もしなかった」とし具体的な捜査内容の公開を要求した。
これに対しノ・ファンギュン ソウル中央地検長は「裁判所に行っている記録もあり一部は終結した懸案」として「個人の名誉や私生活,企業信認度と関連するため公開できない」とし資料提出を拒否した。
パク・チウォン民主党議員は「2006年チョ・ソンレ会長の三男が所有していた頭尾総合開発が京畿利川一帯の土地を買い入れゴルフ場を造ろうとしたが、借名保有した土地を実名化する過程で名義を貸した人々が反発した経緯がある」として「中部地方国税庁で税務調査を行い、検察も捜査をしたが発表しなかった」と主張した。
一方キム・ジェギュン民主党議員はこの日、知識経済委員会の韓国電力国政監査で「暁星が韓電から受注した570億ウォン規模の鉄塔工事を下請けに出す過程で、韓電が不法下請けを黙認した」と疑惑を提起した。イ・ソクヒョン民主党議員も政務委員会の金融監督院国政監査で「最近ハイニックス売却方式を一括売却から分割売却方式に変えたことは、事実上暁星を考慮した特典ではないのか」と追及した。
ソク・ジンファン,パク・ヒョンチョル記者soulfat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/381495.html 訳J.S