南北が13日、開城(ケソン)南北共同連絡事務所で「京義線・東海線鉄道・道路の連結および現代化着工式」に関する実務会議を開く。協議に進展が見られれば、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「9月平壌共同宣言」に明示した「今年中の着工式」が実現するかもしれない。
統一部は「今年中の着工式の開催に向けて着実に実務協議を進めていく予定」だとし、このように明らかにした。
統一部の発表によると、実務会議は別途代表団を構成せず、開城共同事務所に常駐するキム・チャンス事務処長と北朝鮮側のファン・チュンソン副所長がそれぞれ南北代表として協議を行うという。統一部当局者は「実務会議で着工式の場所や日程、方式、出席対象者などを話し合う予定だ」と話した。
これと関連し、統一部のペク・テヒョン報道官は同日午前、ブリーフィングで「年内着工式の開催に向けて、南北の共感が形成されている」としたうえで、「(着工式関連)基本計画を(北側に)すでに伝えた」とし、「関連協議が進められている」と明らかにした。
これに先立ち、南北は11月30日から今月5日まで、京義線鉄道の北側区間共同調査を実施し、8日から17日までの日程で、東海線鉄道の北側区間の共同調査を進めている。ペク報道官は「東海線鉄道の共同調査は、北側の江原道と咸鏡南道区間は終わっており、今日から咸鏡北道区間の調査を実施する」と述べた。
南北は8月13~20日、開城-平壌区間において京義線道路の共同調査を実施した。ただし、東海線道路の北側区間の共同調査については、まだ日程が決まっていない。年内の着工式を行うには、東海線道路の共同調査も完了しなければならず、13日の実務会議で日程が決まる可能性もある。