国軍機務司令部(機務司)のセウォル号遺族不法査察を総括指揮した疑いを受けているイ・ジェス元機務司令官(60)が自ら命を絶った。
ソウル市の松坡(ソンパ)警察署は「7日午後2時48分頃、イ・ジェス元機務司令官が知人の事務室がある松坡区文井洞(ムンジョンドン)のあるオフィステルで、投身し亡くなった」と明らかにした。イ元司令官は遺書を残しており、イ元司令官の遺体は警察病院に移送された。遺書の詳しい内容は明らかにされていない。
2013年10月から1年間、機務司令官として在職したイ元司令官は、2014年の6・4地方選挙を控えた状況で、いわゆる「セウォル号政局」が朴槿恵(パク・クネ)政権に不利に展開すると、これを打開するためにセウォル号遺族の動向を査察するよう指示した疑いを受けていた。
先月29日、ソウル中央地検公安2部(部長検事キム・ソンフン)は、職権乱用・権利行使妨害の容疑でイ元司令官とK元参謀長に対する逮捕状を請求したが、今月3日、裁判所は検察の逮捕状請求を棄却していた。