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文大統領「韓日は相手の立場で考える姿勢で正義の原則を立て直すべき」

登録:2018-11-19 21:18 修正:2018-11-20 07:06
韓日協力委員会の祝辞で「痛ましい過去であっても真実は無視できない」

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が19日「韓日両国が易地思之(相手の立場に立って考えること)の姿勢で正義と原則を立て直すならば、心を開く真の友人になるだろう」と述べた。

 文大統領はこの日、ソウル市中区のプレジデントホテルで開かれた「韓日/日韓協力委員会合同総会」への書面祝辞で「植民地時代は韓日双方にとって痛ましい過去だが、だからといって真実を無視することはできない」として、このように話した。彼は「持続可能で堅固な韓日関係のためにも、私たちは真実に向き合わなければならない」と付け加えた。「韓日/日韓協力委員会」は、1969年に両国が政治・経済・文化など多方面での協力を議論しようと発足した民間機構だ。

文在寅大統領=資料写真//ハンギョレ新聞社

 文大統領は「朝鮮半島と北東アジアに新しい時代が開かれている。長い葛藤を終息させ、平和と和合の新しい歴史を書いている」として「韓日関係も二者の次元を越えてさらに大きな段階に跳躍できる」と話した。

 文大統領のこうした言及は、先月末の韓国最高裁(大法院)の日帝強制労働被害者賠償判決後に韓日関係が梗塞した中で出てきたもので、過去の歴史を直視して認めなければならないという点を日本政府に促したものと分析される。文大統領は、先日のシンガポール・ASEAN+3首脳会議と、パプアニューギニアで開かれたアジア太平洋経済協力体(APEC)首脳会議の時、中国、ロシアとは首脳会談をしたが、日本とは二者首脳会談をしなかった。

ソン・ヨンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/870842.html韓国語原文入力:2018-11-19 16:09
訳J.S

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