本文に移動

インターネット論客 ミネルバ拘束…世論統制論難絶えず

原文入力:2009-01-10午後07:18:19
裁判所 “国家信任度に影響を及ぼした事案…事案重大”
パク氏 “公益害する目的でなく弱者助けようと文を書いた”

パク・ヒョンチョル記者

←検察がインターネット論客 ‘ミネルバ` だと目星をつけたパク・某氏が10日午前ソウル,瑞草洞,ソウル中央地裁方で開かれた令状実質審査を受けるために法廷に入っている。 (連合)

インターネットでイ・ミョンバク政府の経済政策を批判したインターネット論客‘ミネルバ’パク・某(30)氏が拘束された。検察内部ですら‘無理手’と非難された今回の捜査に裁判所が拘束令状を発行することによって「表現の自由侵害,批判世論統制」論難は絶え間なく続くことになった。

 キム・ヨンサン ソウル中央地裁令状専門担当部長判事は10日公益を害する目的でインターネットに虚偽事実を流布した容疑(電気通信法違反)でパク氏の拘束令状を発行した。キム部長判事は「犯罪事実に対する弁明があり外国為替市場および国家信任度に影響を及ぼした事案として事件の性格および重大さに照らし拘束捜査の必要性が認められる」と令状発給理由を明らかにした。

 パク氏はこの日午前に開かれた令状審査で自身がインターネット ポータル<ダウム> ‘アゴラ’に文を載せた‘ミネルバ’だという事実を認め「公益を害する目的でなく金融危機で損害をこうむった庶民など社会的弱者を助けようと文を書いた」と主張した。パク氏は審査を受けた後、法廷を出て「オンラインの特性上、精製されていない表現があったがそのような文で経済的利益を得たり混乱を起こす目的で書いたのではない。純粋な意図だったが混乱を起こして申し訳ない」と話した。

反面、検察は昨年12月29日パク氏がアゴラ掲示板に「政府が緊急業務命令1号で2008年12月29日午後2時30分以後7大金融機関および輸出入関連主要企業にドル買収を禁止することを緊急公文書で送った」という文と、同年7月30日「外国為替予算換銭業務8月1日付で全面中断」という内容の文が「公益を害する目的が明白な虚偽事実」と主張したと分かった。

令状発給事実が知られるやインターネットでは検察と裁判所を非難するネチズンたちの投稿が続いた。ダウムID‘乞食’は「国際人権団体の指摘にも構わずろうそく集会参加者を弾圧し‘747公約’を無理に守ろうと為替レート市場に介入するなど外国為替市場に影響を及ぼして国家信任度を忘れた張本人はイ・ミョンバク政府」として「企業と経済関連公務員たちが無職者のミネルバより劣ることを裁判所が認めたもよう」と皮肉った。ID‘良心’は「インターネット表現の自由と政治的批判まで抑圧する大韓民国が恥ずかしい」とした。

反面、ネイバーID‘yijy0’は「ミネルバの文が社会混乱につながって結果的に社会的弱者らに害になることもありうる。ミネルバがこの部分を勘違いしている」としたし、‘bok97’は「事実ではないことを事実のように流布して混乱を起こした以上拘束捜査は当然だ」という意見を上げた。

パク・ヒョンチョル記者fkcool@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/332474.htm

原文: