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北朝鮮メディア、「平壌首脳会談」大書…「終戦宣言時期尚早」主張する日本は批判

登録:2018-09-16 22:55 修正:2018-09-17 06:54
労働新聞、朝鮮中央通信など報道
北朝鮮労働党中央委員会の機関紙「労働新聞」16日付6面キャプチャー//ハンギョレ新聞社

 18~20日の平壌南北首脳会談を控え、北朝鮮のメディアが朝鮮半島に「劇的な変化が起きている」としてムードを盛り上げている。

 北朝鮮労働党中央委員会の機関紙「労働新聞」は16日、「崇高な民族愛が願ってきた自主統一の新時代」という題名のコラムで「不信と対決で凍りついたこの地に、民族的和解と団結の薫風が吹いている」とし、このように明らかにした。新聞は「南北間に対話と接触、往来の扉が開き、平和、繁栄、統一の未来を楽観させる貴重な成果が用意されている」として、4月27日と5月26日に板門店で開かれた首脳会談について論じた。5日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使団が平壌を訪問し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に会った内容に言及して「南朝鮮では歴史的な平壌首脳対面に対する期待と関心が前例がないほど高まっている」と強調した。

 一方、朝鮮中央通信は15日「大勢を理解せずわきまえのない愚痴」という題名の論評で、板門店宣言に明示された「年内終戦宣言」に対して「時期尚早」と指摘した日本の河野太郎外相の発言を「無駄なラッパ」「対決ムード鼓吹、不届きな態度」と批判した。これに先立って14日、河野外相は記者会見で「朝米首脳会談以後、非核化のための進展が見られていない」として「終戦宣言は時期尚早」と述べたと日本のNHKが報道した。

ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/862305.html韓国語原文入力:2018-09-16 19:55
訳J.S

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