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朴元淳ソウル市長、南北労働者サッカー交流に「ひたすら平和のために走ろう」

登録:2018-08-12 21:43 修正:2018-08-13 08:00
11日午後、ソウルで南北労働者統一サッカー大会 
朴元淳「努力しなければ平和の時計が止まってしまう」
南北労働者統一サッカー大会が11日午後、ソウル市麻浦区の上岩ワールドカップ競技場で開かれた。競技の開始に先立ち選手団が入場している=キム・ソングァン記者//ハンギョレ新聞社

 朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は3年ぶりにソウルで開かれた南北労働者サッカー交流を迎えて、「出会いが断絶する胸の痛む時間が再び来ないように連帯と協力を強化しなければならない」と強調した。

 朴市長は11日、ソウル市麻浦区(マポグ)のワールドカップ競技場で開かれた「南北労働者統一サッカー大会」に参加した後、自身のフェイスブックに文を載せ「平和の気持ちをいっぱいに込めて、分断の境界線を越えてソウルに来られた朝鮮職総(朝鮮職業総同盟)関係者の皆さんと北側代表団、選手団の皆さんにソウル市民を代表して熱い歓迎の挨拶を送る」と明らかにした。彼は続けて「4月27日の歴史的な板門店(パンムンジョム)宣言は、民族の和解と団結、平和と統一に進む門を再び開いた。しかし皆が一つの気持ち、同じ意向で平和を守るために努力しなければ、平和の時計が止まり、出会いが断絶する胸の痛い時間が再び訪れかねない」と指摘した。朴市長はそのために「私たちが経験した歴史的教訓を再確認し、再びこのような歴史の後退が繰り返されないよう多様な分野で連帯と協力を強化していかなければならない」と強調した。

 朴市長は7月に民選7期(7回目の地方選挙)後の市政を開始し、任期内に実現する南北交流事業として2019年第100回全国体育大会のソウル-平壌(ピョンヤン)共同開催、ソウル-平壌サッカー大会の復活、ソウル-平壌間都市協力推進、ソウル-平壌文化芸術交流を約束した。

11日、試合を観て応援する南北の来賓/聯合ニュース

 一方、この日開かれた「南北労働者統一サッカー大会」は、韓国の二大労総である民主労総、韓国労総と北側の朝鮮職業総同盟が共同開催した民間交流行事だ。1999年の平壌大会を皮切りに、2007年には慶尚南道昌原(チャンウォン)で、2015年には平壌で開催された後、南北関係が凍りつき過去3年間にわたり大会が中断されていた。今年4・27板門店宣言の後、初めての南北民間交流行事として今回の第4回大会が開かれた。

キム・ミヒャン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/857245.html韓国語原文入力:2018-08-12 19:07
訳J.S

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