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南北労働者、11日にソウルで「統一サッカー大会」開く

登録:2018-08-09 00:34 修正:2018-08-09 06:51
北朝鮮の「朝鮮職総」労働者約60人、10~12日にソウル訪問 
11日午後、上岩ワールドカップ競技場で両大労総と試合 
組織委員会「労働者サッカー大会が統一の呼び水になるだろう」
南北労働者統一サッカー大会組織委員会広報担当のチョ・ソナ韓国労総対外協力本部局長が今月8日午前、ソウル汝矣島の韓国労総大会議室で開かれた記者懇談会でブリーフィングをしている=ペク・ソア記者//ハンギョレ新聞社

 統一を念願する南北労働者たちによるサッカー大会が11日、ソウル上岩洞(サンアムドン)にあるワールドカップ競技場で開かれる。

 民主労総と韓国労総など二大労総を中心とした「南北労働者統一サッカー大会組織委員会」は8日、記者懇談会を開き、2泊3日の日程で行われる大会の詳細日程を公開した。大会期間中、韓国を訪れる北朝鮮労働者たちは約60人で、10日午前、京畿道坡州(パジュ)都羅山(トラサン)南北出入事務所(CIQ)を通じて南側地域に来た後、代表者会議やサッカー大会、磨石(マソク)モラン公園参拝などを行う。

 南北労働者統一サッカー大会は1999年、南側の二大労総と北側の朝鮮職業総同盟が平壌(ピョンヤン)で初めて開いた。2007年には慶尚南道昌原(チャンウォン)で、2015年には再び平壌で開催しており、3年ぶりにソウルで再開される。組織委員会は「南北の労働者が歴史的な4・27板門店(パンムンジョム)宣言を積極的に履行し、(その精神を)貫くことを決議する大会」だと説明した。

 北側参加団は10日昼12時30分、ソウルのウォーカーヒルホテルで行われる公式歓迎式を皮切りに、同日午後3時の南北労働者3団体(民主労総と韓国労総、朝鮮職総)による共同記者会見に続き、二大労総を訪問した後、歓迎晩餐会に出席する。

 サッカー大会当日の11日午前には南北労働者3団体の代表者会議と産別・地域別の会合を開いた後、ソウル龍山駅や強制徴用労働者像を参観する。試合は午後4時からソウル上岩洞のワールドカップ競技場で、韓国労総vs朝鮮職総建設労働者チーム、民主労総vs朝鮮職総軽工業チームに分かれ、二回にわたって行われる予定だ。二大労総の組合員約2万人や各界の市民社会団体関係者、ソウル市民約1万人が競技場を訪れるものと組織委員会は予想した。MBCスポーツプラスが同日午後4時半から6時までの第1試合を生中継する。サッカー大会終了後には、ウォーカーヒルホテルに移動し、非公開の歓送夕食会を開く。

 最終日の12日、北側参加団は京畿道南楊州(ナムヤンジュ)の磨石モラン公園にある全泰壹(チョン・テイル)烈士の墓地を参拝し、今後の事業を協議した後、午後3時40分に都羅山南北出入事務所を通じて北朝鮮に帰る。

 カン・フンジュン韓国労総代弁人は「この20年間中断されることなく続いた南北民間交流事業は、南北労働者統一サッカー大会が唯一だ」としたうえで、「歴史的な4・27板門店宣言と6・12朝米首脳会談の成功で、統一の機運が高まっているこの時期、サッカー大会が統一の呼び水になるだろう」と話した。

パク・キヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/856740.html韓国語原文入力:2018-08-08 20:13
訳H.J