1日昼、江原道洪川(ホンチョン)の最高気温41.0度が観測され、歴代の記録を更新した。ソウルの最高気温も39.6度まで上がりソウルでの1位を記録した。
気象庁はこの日午前「北太平洋高気圧の影響で全国的に晴れ、昼間の最高気温が39度まで上がる」と予報した。前日(31日)は雲が少しかかり、ソウルでは平均雲量が2.8だったが、この日はほとんど雲がなく日射が強まり、気温が急速に上がった。江原道洪川では、この日午後4時に気温が41.0度を記録した。慶尚北道義城(ウィソン)でもこの日40.4度を記録した。今までの最高気温は1942年8月1日に大邱(テグ)で記録した40.0度だった。最高気温が40度を超えるいわゆる“スーパー猛暑”時代が始まった。
ソウルでは午後1時28分、ソウルでの歴代1位である1994年7月24日の38.4度に達し、その後も気温が上がり続け午後3時36分には39.6度まで上がった。この他にも楊坪(ヤンピョン)(39.5度)、水原(スウォン)(39.3度)、春川(チュンチョン)(39.5度)、原州(ウォンジュ)(38.8度)、麟蹄(インジェ)(37.7度)、忠州(チュンジュ)(39.8度)、提川(チェチョン)(39.4度)、大田(テジョン)(38.9度)、扶余(プヨ)(38.7度)、清州(チョンジュ)(38.2度)、永州(ヨンジュ)(37.8度)、奉化(ポンファ)(37.4度)、扶安(プアン)(38.0度)などで当該地域の最高気温を更新した。ソウルの江北(カンブク)自動気象観測装備(AWS)では、午後3時15分に41.8度が観測され、今年の最高気温を記録した。これまで自動気象観測装備で測定された最高気温は、慶尚南道霊泉(ヨンチョン)新寧面(シンニョンミョン)で今月29日に観測された39.4度だった。
気象庁は「この日高温になった原因は、大気の上層にチベット高気圧が張りだした状態で、その下に北太平洋高気圧があったため高気圧が強まり、全国的に晴天で強い日射しにより気温が上がった。そこへ東風による地形効果まで加わり、西側の地域を中心にその地域の最高気温が更新された」と説明した。特に世界的猛暑災害を生んでいる気圧配置が短時間内に急変する見込みはないため、当分は猛暑が続くと見られる。気象庁は「今週、来週にかけて昼間の気温が33度を超える猛暑が続く」と明らかにした。
一方、この日午前7時現在、ソウルでは11日連続、釜山15日、光州(クァンジュ)と大田(テジョン)は12日、麗水(ヨス)は14日連続で熱帯夜が続いている。19日間続いた浦項(ポハン)の熱帯夜は、夜中の気温が24.7度を記録して終了し、今年1994年に慶尚南道の昌原(チャンウォン)で記録された熱帯夜最長記録(29日)が破られる可能性は低くなった。
主要地点の夜間最低気温は、ソウル27.8度、仁川(インチョン)27.9度、水原26.6度、清州26.6度、大田26.3度、光州(クァンジュ)26.2度、釜山27.1度、麗水27.1度だった。