ソウルの光化門(クァンファムン)広場を、世宗(セジョン)文化会館側に3.7倍広げる計画を出したソウル市が、専門家や市民と共に「光化門市民委員会」を設け、広場の具体的な姿と運営方案を集団知性で決めることにした。
ソウル市は、ソウル市鍾路区(チョンノグ)の光化門広場を主導的に作る集団知性ガバナンス「光化門市民委員会」を今月21日に発足させると19日明らかにした。光化門市民委員会は、都市空間、建築造景、市民疎通、都市再生など50人の専門家集団と100人の市民代表で構成され、光化門広場を改善する過程での公論化作業を主導することになる。
これに先立ってソウル市は、4月に文化財庁と共に光化門広場を改善する下絵である「新しい光化門広場造成基本計画」を発表した。光化門広場を現在の3.7倍に拡張し、中央分離帯のように断絶している形を統合し、光化門前に「歴史広場」を新たに作る内容だ。日帝強制占領期に毀損された月台(宮中前の石段)とヘテ像を復元し、歴史性を回復することも今回の基本計画の核心だ。
21日に発足する光化門市民委員会は、基本計画を具体化し完工後の運営方案について市民の意見を取りまとめる役割を果す予定だ。基本計画を樹立する過程に参加した「光化門フォーラム」より拡大・強化された委員会で、セミナー・討論・歴史探訪・ワークショップ・アンケート調査などを通して具体案を作ることになる。ソウル市は、公論化過程を経て来年初めに光化門広場の新しい装いに対する具体的な計画と造成後の運営方案を作ることにした。具体案が用意されれば、2020年1月に工事を始め、2021年5月に新しい広場の造成を完了することがソウル市の目標だ。
ソウル市のカン・メンフン都市再生本部長は「新しい光化門広場の未来の青写真を具体的な計画にしてゆく過程で、光化門市民委員会が求心点になるだろう。多様で活発な議論過程を通じて、光化門広場が名実共に大韓民国の代表的な広場になるよう支援する」と話した。