原文入力:2009-09-22午後07:48:23
政府保証貸出 分析…低所得層 増加幅 より大きい
アン・ミンソク議員“登録料上限制など 対策必要”
ユ・ソンヒ記者
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継続する景気不況の余波で大学生の学資金貸出延滞が大きく増えていることが分かった。特に低所得層が利用する無利子・低利学資金貸出の延滞率が急増したと調査された。
国会,教育科学技術委員会所属アン・ミンソク民主党議員室が教育科学技術部から提出させ22日に公開した‘政府保証学資金貸出延滞額’資料によれば、昨年末政府保証学資金貸出件数は194万6600件余りだったが、今年6月末には229万1200件余りで17.7%も増えた。同期間の貸出残額も5兆6756億ウォンから6兆5943億ウォンに16.2%増加したことが分かった。
償還する日になったものの元金を返すことができずに発生する‘学資金貸出延滞残額’(延滞額)も大きく増えた。昨年末1756億ウォンに過ぎなかった延滞額が今年6月末には2663億ウォンに51.4%(904億ウォン)も増えた。
問題は無利子または低利で学資金を借りた低所得層の延滞額が特に急増傾向を示しているという点だ。政府は所得下位1~3分位に該当する学生には全額無利子で学資金を貸しており、所得下位4~5分位学生には4%の利子支援(低利1種)を、6~7分位学生には1.5%の利子支援(低利2種)を貸し出している。
6~7%の利子を負担する一般貸出者の場合、昨年末延滞額が1360億ウォンから今年6月末には1884億ウォンに38.5%(524億ウォン)が増加したのに対し、無利子恩恵を受けた貸出者は同期間の延滞額が40億ウォンから108億ウォンに何と170%増えた。4%の利子支援を受ける低利1種貸出者の場合、同期間延滞額が109億ウォンから317億ウォンに191.5%増加し、1.5%の支援を受ける低利2種貸出者も延滞額が50億ウォンから90億ウォンに増加率が79.8%に達したことが分かった。
アン・ミンソク議員は「利子恩恵を受ける階層での延滞額が急増している現象は低所得層であるほど登録料償還圧迫の苦痛がはるかに深刻だということを示している」として「登録料上限制を導入し学資金貸出延滞対策を急いで用意しなければならない」と促した。アン議員はまた「政府は来年から‘就職後償還学資金貸出制’を導入すると恩着せがましく言っているが、この制度が導入されれば現在低所得層が受けている利子支援と無償奨学金恩恵が完全になくなり、庶民の苦痛が加重されるほかはない」と憂慮した。
ユ・ソンヒ記者duck@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/378112.html 訳J.S