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[ニュースpickup]チャンボデ粛清時代…‘30年冷や飯’の鬱憤

 * チャンボデ(将放大):将軍進級を放棄した大佐
原文入力:2009-01-09午後03:43:22

クォン・ヒョクチョル記者

将校退出審査制導入に
“十羽一からげ扱い”に不満声

K大佐は朝の時間がゆったりとしている。コーヒーでも一杯飲んで新聞に目を通す。他の後輩将校たちは指揮官に業務報告を準備するためにあちこち電話をかけて資料を探すのに忙しい。

だが軍隊冷や飯’ 30年を越えたK大佐は殆どのことははあらかた把握している。彼は「後輩が一時間かかることを10~20分あれば処理できるから相対的に余裕がある」と話す。K大佐は午後の業務を終えて退勤前に週末ゴルフの約束を取った。

K大佐は後輩に人気が高い。仕事で難しく困らせないばかりか後輩の悩みを聞いて助言する役割をするためだ。だが上級者たちはK大佐を負担に思う。K大佐も不快なことが時々おきる。去る年末、先に准将に進級した任官後輩が部隊巡視にきた。互いに気詰まりで最初から席をはずしてしまった。これに対して周辺では‘将放大はやっぱり肝っ玉が違う’としてヒソヒソ言った。

将放大は“‘将’軍進級を‘放’棄した‘大’左”の略語だ。将校たちは冗談で最も恐ろしい軍人を‘将放大’という。彼らは進級に首をくくらないために上の人の顔色を見ないで行動する。盧武鉉政権の時、一部将放大たちは公私の席で最高統帥権者の盧大統領をさげすむ市中の冗談をためらう事なく放って厳しい視線を受けることもあった。

大佐には計三回の進級機会がある。これをのがせば進級は川をわたった‘進級適期経過者’となる。だが56才まで保障された大佐の年齢定年のおかげで3~4年さらに服務する。国防部は先月進級適期が過ぎた将校たちに無条件に定年を保障しないで2年ごとに審査をして不適格者は退出させることにした。 ‘将放大’をねらったのだ。

だが将放大にも言い分はある。定年を2年後に控えた大佐は「軍人は離職の機会がなく他の公務員に比べて激務なのに、定年は相対的に短い」と抗弁する。将放大は上にいくほど席が狭くなるピラミッド型階級特性のためにできる構造的問題なのに個人の資質不足に帰すということだ。一部の人の問題を針小棒大にして誠実に勤めている他の将放大まで十羽一からげで非難するという不満も出てくる。 クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/specialsection/newspickup_section/332100.html

原文: 訳J.S