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5・18墓地は、民主と平和の学習場

登録:2018-05-18 22:24 修正:2018-05-19 08:30
全国から青少年が民主・人権・平和など5月の精神を学びに訪問 
「墓地の造形物と追悼客の表情を見れば粛然とする」
5・18民主化運動38周年記念式が開かれた18日、国立5・18民主墓地には追悼客5000人余りが訪れ、犠牲者の冥福を祈った=アン・グァノク記者//ハンギョレ新聞社

 18日、5・18民主化運動38周年記念式が開かれた5・18民主墓地は、民主・人権・平和など5月の精神を学びに来た青少年で混み合った。

 全羅南道の霊巖朗州高校の歴史サークルの生徒たちはこの日、5・18墓地を訪れ「5月光州(クァンジュ)、正義をたてる」という主題で執り行われた記念式に参加し、犠牲者の墓地を参拝した。朗州高2年のイ・チャンヒョン君(17)は「5・18墓地の造形物と追悼客の表情を見ると厳粛な気持ちになる。行方不明になった人々をはやく探して、家族のもとに送りかえすことが最大の宿題だと感じた」と話した。ソン・ヨンソン君(17)は「実際に来てみて、思っていたより犠牲者が多いことが分かった。彼らの犠牲で民主と正義を打ち立てた分、高貴な精神を継承できるよう努める」と誓った。

 記念式の後、黙って墓地を参拝した生徒の多くは涙を拭いもした。栄光女子中高校の生徒約30人は、ユン・サンウォン、パク・キスン烈士が合葬された墓地を参拝し、誰からともなく涙ぐんだ。中学3年のチョン・ユジョンさん(14)は「『永遠に安らかにお眠り下さい』と書かれた墓碑を見て感情がこみあがった。この方々が命をかけて守った民主と平和、人権の価値を生活の中で実践できるようにする」と強調した。

 光州市北区望月洞(マンウォルドン)の旧5・18墓地に安置されたイ・ハニョル、チョ・ソンマンなど民族民主烈士の墓地を参拝した子どもたちの感慨はまた格別だった。京畿道安陽市(アニャンシ)東安区(ドンアング)のあるオルタナティブスクールの生徒約60人は、この日、小・中・高校課程の生徒が一緒に旧5・18墓地の民族民主烈士の墓を見学した。キム・ジンウ君(14)は「本で見た見慣れた写真と人物が多かった。烈士が5・18の真実を糾明し、民主化を操り上げるために自身を犠牲にしたことを知って、自分の生活を見直すようになった」と話した。

アン・グァノク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/845308.html韓国語原文入力:2018-05-18 19:25
訳J.S

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