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板門閣の北側に到着した金正恩委員長、南側の取材陣が撮り全世界が見る

登録:2018-04-24 06:41 修正:2018-04-24 08:57
南北首脳会談まで3日 
実務会談で合意…25日、共同リハーサル 
公式歓迎式・歓迎晩餐会開くことに 
文大統領「北朝鮮の核凍結は会談の青信号」
文在寅大統領(左)と金正恩国務委員長//ハンギョレ新聞社

 23日、南北は4日後に迫った「2018南北首脳会談」に向けて実務会談を開き、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が27日午前に対面し、夕食会まで共にする主要日程を確定した。双方は会談が開かれる板門店(パンムンジョム)の平和の家で25日からリハーサルを行うことにしたと、大統領府が発表した。

 クォン・ヒョッキ大統領府春秋館長は同日午前、板門店で実務会談後に行った大統領府での記者会見で、「27日午前に両首脳の歴史的な対面を皮切りに、公式歓迎式や首脳会談、歓迎晩餐会を進めることで、南北首脳会談の主要日程に合意した」とし、「双方は首脳会談に参加する代表団と同行する随行員を早期に最終確定し、通知することにした」と明らかにした。

 さらに、クォン館長は「先日の第2回会談の合意に基づいて、板門店の南側地域での首脳会談の主要日程を生中継することにしており、今日の第3回会談では板門閣の北側区域から生中継を含めた南側記者団の取材も認めることで、電撃的に合意した」と付け加えた。これによって、金正恩委員長一行が車で板門店北側区域に到着する場面から、文大統領一行が出迎える場面まで、リアルタイムで全世界に生中継されるものとみられる。

 南北は同日の首脳会談、板門店でのリハーサル日程にも合意した。24日には韓国側だけが、25日にはキム・チャンソン北朝鮮団長など北側の先発隊も参加する南北合同のリハーサルを、板門店で実施する予定だ。クォン館長は「会談前日の26日に、韓国公式随行員6人が参加する韓国の最終リハーサルを通じて、最終点検を行う予定」だと発表した。

 これに先立ち、文大統領は同日、大統領府で開かれた大統領主宰の首席・補佐官会議で、「北朝鮮の核凍結措置は朝鮮半島の完全な非核化に向けた重大な決定」だとし、「南北、朝米首脳会談の成功の可能性を高める青信号」だと述べた。北朝鮮の金正恩国務委員長が20日、国家戦略の中心軸を核から経済に切り替えることを公式宣言した措置について、文大統領は「北朝鮮が核凍結から出発し、完全な核廃棄の道に進めば、北朝鮮にとって明るい未来が保障されるだろう。北朝鮮の先行措置により、その速度が速くなるかもしれないという期待を抱かせる」と評価した。さらに、南北首脳会談に関して「全世界が注目し、全世界が成功を祈っている。韓国の政界が首脳会談期間だけでも政争を終わらせてくれることを望んでいる」として、超党的協力を呼び掛けた。

キム・ボヒョプ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/841770.html韓国語原文入力:2018-04-23 22:47
訳H.J

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