記事入力:2008-11-28午後10:57:21
‘汎民主連合戦線’表面化
政府正面対抗共感形成
チョン・セギュン代表 最も積極的
ソン・ホジン記者
←チョン・セギュン民主党代表(右側2番目)が28日午前ソウル,永登浦区民主労総会議室で開かれた民主労総指導部との懇談会で参席者らに挨拶している。右側はチン・ソンオク民主労総首席副委員長. カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr
民主党-民主労働党-市民社会団体をつなぐ汎民主連合戦線構築が表面化している。
民主党と民主労働党は去る25日、南北関係梗塞問題を議論するために両党代表が会った以後、実務陣が三日連続会合し協力内容を具体化している。両党は28日「チョン・セギュン民主党代表とカン・キガプ民主労働党代表とがムン・グクヒョン創造韓国党代表まで含め30日南北問題危機打開のための3党非常対策会議を持ち共同決議案を発表する」と実務協議で初めて結果を出した。両党は南北問題はもちろん、予算案と減税法案などでも共同対応するということに相当な共感を形成したと伝えられた。特に両党は国会次元の非常事態会議設置と関連し今後、市民団体と外部専門家を含めることまで考慮するなど汎民主勢力を糾合する大きい枠組みの連合体制を追求している。
民主党と労働界との接触も頻繁になっている。去る25日韓国労総と会ったチョン・セギュン民主党代表はこの日、民主労総を訪問するなど労働界と連帯の道を開きつつある。チョン代表はこの日、民主労総に於いて「民主党も過去に比べて力が弱まったし民主労総も難しいのは同じだ。だから励まし合い力を合わせなければ難局を打開できないという共感を容易に得られる状況であると思う」として協力を依頼した。チョン代表側は「二大労総との出会いで雰囲気がとても良かった」として積極的な反応を見せた。
政界と市民団体との関係回復もは加速している。民主党,民主労働党,進歩新党などと市民団体が参加し発足した民生民主国民会議は翌月4日、国会議員会館大会議室で「経済・民生危機非常事態会議」を共同開催する。民主党と市民団体の‘架け橋’の役割をするチョン・ボムク民主党対外協力委員長は「非常事態会議で特権階層減税廃止、失業対策強力要求など10大要求案を出す予定」と語った。民主党,民主労働党,市民団体は‘民生民主国民会議’という囲いを通じてイ・ミョンバク政府の民主主義破壊にも共同対応することにした。
連合戦線に速度がつき始めたのは、一次的に民主党が積極性を見せたためと見える。民主党のこういう動きには政府与党の「的外れ政策」にも関わらず支持率が10%台に低迷しているという党内外叱責による圧迫が大きく作用している。特に民主党が民心を得られないという判断の中で、来月2日キム・グンテ前議員,チョン・ジョンベ議員など党内進歩改革性向主軸の‘民主連帯’がスタートすることも指導部の鮮明性強化に影響を与えているという分析もある。
院内5議席の限界を痛感する民主労働党も外縁拡大を通じた突破口準備が切迫した状況だ。
こういう雰囲気の中で、チョン・セギュン民主党代表は来月1日大統領と与野党代表間の大統領府会合に参加しないとして、強硬な態度を見せた。チョン代表はこの日の拡大幹部会議で「去る9月、党首会談で合意したことが全く守られないでいる。こういう状況で会わないことが良いというのが私たちの党判断」としながら不参加の意を明確にした。
ソン・ホジン記者 dmzsong@hani.co.kr