1カ月以上続いている「#ミートゥー(MeToo)」が広場に響き渡った。今月8日の世界女性の日を迎え、4日午後、ソウル光化門(クァンファムン)広場で開かれた第34回韓国女性大会「3・8シャウティン(叫び)」行事が開かれた。同日、高校生から大学教授まで様々な女性たちが性暴力・性差別の被害を広場に出て告白し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領も「#ウィズ・ユー(WithYou)」で連帯のメッセージを送り、意を共にした。
最初に叫びをあげたのは高校生のイ・ウンソンさん(18)だった。イさんは「小学校4年当時の担任教師が私と友達らを抱きしめたり、膝の上に座らせた」として、「学校内の性暴力」被害を告発した。彼女は高校の学生主任は、スカートの長さを検査するとしながら、ボールペンで脚を突いたりもした」とし、他の教師たちに助けを求めたが、「性教育講師ですら『まさか先生がそんなことをするだろうか』と言った」と打ち明けた。
性暴行被害者の仲間を助けた警察官イム・ヒギョンさんは、2次被害を受けた経験を伝えた。イムさんは「去年、同じ地区隊で常習的にセクハラを受けていたある女性後輩の通報を手伝ったが、『金目当ての女性警官』というレッテルをはられた」と怒りをあらわにした。警察がイムさんの身元を公開し、仲間たちもイムさんを無視したという。
同日、女性たちの発言は告発を越えて解決策の模索につながった。教授在職時代、他の教授から受けたセクハラ問題を暴露したナム・ジョンスク元成均館大学待遇専任教授は、「加害者を処罰した後の、被害者の『原籍復帰』が最も重要で、性的に問題のある人たちが教育機関に踏み入れないよう、性行動認知検査を制度化すべきだ」と指摘した。「同僚たちが安心して芸術活動ができる環境をつくる」と述べたリュ・グネ韓国女性演劇協会会長は「今月8日、大学路で開く集会で演劇界の性犯罪加害者の受賞撤回を求めるのが、その始まり」だと明らかにした。「3・8シャウティング」後、参加者たちは「#MeToo」と「#WithYou」が書かれたプラカードを持って、光化門と鍾路(チョンノ)一帯を行進した。
同日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は韓国女性大会会場に「#WithYou」のメッセージを送った。文大統領は「最近、韓国社会はMeToo運動と共に重要な変化の真ただ中にいる」とし、「2次被害や不利益、報復を恐れて長い間胸の中に納めておいた話を打ち明けた被害者らに敬意を表する」と述べた。文大統領はまた、「政府は社会のいたるところで実質的な男女平等が実現するよう、さらに努力する。ジェンダー暴力にはさらに断固として対応する」と強調した。